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愛知県豊田市 N様 高音質サウンドバーBH600を購入されて。

長谷弘工業(株)-弊社商品、試聴・利用された方の感想

サウンドバーを試聴した感想。 小生のサウンドバーの使用方法はパソコンの操作をしながらBGMとして好きな音楽を聴こう、ということで購入しました。 購入後、約一ヶ月経過した感想ですが、良くこんな小さなスピーカーから、この様に優しくソフトな音が出るものだと感心しています。 購入前は「硬く疲れる」音かな・・・と心配していたのですが・・・。 又アンプのパワーも十分、一人で聴くのであれば、大型のオーディオシステムは不要ではないかと思える程です。 更に小生はサウンドバー(BH600)とは別に、オーデイオ装置「CDデッキ(pioneer PD-HL1)・アンプ(KALYPSOの真空管)・スピーカー(B&W)」を保有していますが此方の方はリスニングポイントで聴く、という姿勢が必要ですが、サウンドバーは上述のように「・・しながら」好きな音楽をいい音で楽しめる」事。 又、サイズも机の上に置いてもジャマにならず、持運びも便利ですからノートPC(音源)とサウンドバー、両方を抱えて、よく部屋を移動して聴いたりもしています。 更に価格も手頃かと・・・。 と言うように大いに気に入っています。

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福岡県:高口様 UMU-191M Jazz Audio Fan’s Only を購入されて。

天下の達人がお勧めのジャズ専用スピーカーの音とは、このようなものであるかと、素直に付き従うようにして聴き入っております。耳慣らしを兼ねて勉強中です。聴き始めて十日ばかり・・・いろんな気づきがあって面白いです。

これまでのスピーカーはDIATONE 2S-3003にメーカー指定のアンプAMCRON PSA-2・・・NHK福岡のモニタールームにあった機材が払い下げになったものを手に入れました。もう一つがELECTRO VOICEのGEORGIAN Ⅳ、遺品の頂き物です。このほかに自分がキットで組んだ小型のスピーカーやら通電テスト用の無名のSPやらなにやら。どれで聴いてもそこそこに良く聞こえてしまうとお伝えしておりました。

今回チャンネル・デバイダーを入れまして瞬時に音を切り替えることで比較がしやすい環境を作って聴き比べをやっております・・・早くこの機材を使っておけばよかったのに!といささか悔いております。SPによってこんなに音が違う(てんで出ていない音さえあった!)ものかと呆れています。そんなことすら聞き分けることができずにいたのかと、もう笑ってしまいます。

鮮烈な音ですねえ。音が前に迫ってきてキラキラしています。パーカッションの高い音がほかのSPに比べますと断然鮮明。シンプルな打楽器演奏を聴けばもっと分かるだろうと思ってアフリカの太鼓演奏を聴きますと、太鼓の縁をバチで叩く・膜をシュッとこするなどの固く鋭く高い音が鮮明に聴き取れます。衝撃音や摩擦音に強いんですね!
ベースやコントラバスなどの低音の艶となるとさすがに上の二つの大型SPにはかなわないようですが。
中高音では見事だが低音には難があるのかな・・・と思いまして、スコットランドのバグパイプのソロ演奏を聴いてみましたら、別の意味で驚きました。バグパイプの音は、ボー~という単音のうなりに近い無旋律の低音部とパイプの高音のメロディーからなりますが、コーンからは高音が、ホーンからは低音が、ほとんど別々に出てきます。これがバックロードホーンの威力、「朗々と鳴る」理由かと腑に落ちました。しかもバグパイプの低音に関しましては、ハセヒロSPの方がくすみ・こもりがなくていい音だったと感じました。

なんでも飲み食いに例えた表現をする癖があるのですが、もぎたての果物・釣れたばかりの魚の刺身といった趣の新鮮な音だと感じております。

もう一つの驚きは、(これも私の耳が鈍いせいだと思いますが)CDプレーヤーとアンプは、つまり音の上流部分による差は聴き取れない・・・[SONYのSACDプレーヤー + 上記のアンプの組合せ]vs[中学生が使うようなポータブルCDプレーヤー + タバコの箱程度のサイズのアンプ(キットスピーカーの付属品)との組合せ]で鳴らし比べたのですが、私の耳では差異を聴き取ることができませんでした。もしも目隠しテストをやられたら区別はつきますまいね。
高級機についての毎月の雑誌に出るオーディオ評論家の賞賛の一方で、アマチュアたちが集まって5万円と100万円超のアンプでもって厳密なブラインドテストをやったら結果的にほとんど区別がつかなかったというネット上の記事を見たことがあります。趣味の世界のことに差異の有無で目くじらたてるのもまた大人げないのですが・・・。

このところの一番の収穫は「耳の貧弱な素人の自分にとって、金をかけるべきはSPだ!」という気づきでした。
そこでお願いですが、貴社のクラッシック〝専用〟SPの紹介と見積もりをいただけませんでしょうか。来年の誕生祝いの候補に挙げておこうと思います。先年、村井裕弥さんが雑誌で取り上げておられたUMU-131XSはどのジャンルに向いたものでしょうか? よろしく お願い申し上げます。

楽しい仲間のリンク集

遥かなる風 大分県国東半島と北アルプスの写真のギャラリー、A-ROOM(自作スピーカーボックス・他子育て日記、アトリエ、等。

「究極のスピーカー追及道」へようこそ!!!

長岡鉄男研究、スピーカー用語集など自作マニアにとッて楽しい話題がいっぱい。

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趣味の小物類などを中心に紹介されています。MM-191Tにパンケーキ搭載も。

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洋梨ルレクチェ、高級葡萄ロザリオ・ビアンコの紹介、その育て方など。

チェロ・コントラバスのエンドピン、ストッパー、オーディオ部品の通信販売もあり、 真鍮製アダプターリングも製作してくれます。

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弊社と共同でバックロード・カースピーカー を開発中。

西野さんのページ

WCWや、MMスピーカーの評価をして頂いております。

半導体クラシックオーディオの世界。 オーディオ機器の修理記など。

緋襷(ヒダスキ)ストーリー 第一章

皆さん、こんにちは

私が趣味で造っていたものが、長谷弘工業さんのおかげで全国発売になって、たいへん光栄に思っています。
備前焼インシュレーター「ヒダスキ」について語る前に、やはり私のプロフィールからお話した方がよいかも知れません。 いま少しお付き合いください。

さて、私がオーディオにハマッタのは16-7才の頃でした。
アルバイトで貯めたお金で最初に購入したのがソニーTA1120の中古品でした。これだけでは音が出るはずもなく、あとのシステムは・というとお金が足らず、しばらくはアンプだけ眺めて暮らす毎日でした。
音楽なんて一度も聴いていないのに、今思えばこの頃が一番楽しかったような気がします。
親のスネをかじり、しばらくしてやっとの想いで手に入れたのが、パイオニアのプレーヤーPL-25E、スピーカーは同じくパイオニアのPAX-A25Hに自作の箱を作って・・・・・・あれから、もう30有余年になるんですねえ。
こんな記憶をたどりながら、この原稿を書いていると、なんだか昔が懐かしく思えてなりません。

当時は未だモジュラーステレオ全盛期の頃でコンポーネントという言葉がようやく定着し始めた頃でした。
勿論、販売されているインシュレーターなどはどこにもなかったように思います。
スピーカー台(当時はインシュレーターと言われていない)にはブロックをむき出しで使っていましたが、音の変化は手に取るように分かりました。
セッティングには、ブロックの距離、高さ、壁からの距離でコロコロ音が変り、定位置に納まるまでにはスピーカーの底はいつも傷だらけでした。
この、ブロックを使うようになったのは、確か先人の方が経験された事がオーディオ雑誌に載っていて、これはと思い真似をしたような気がします。
スピーカー台にブロックを使い初めてから、おそらく10年近くは変らなかったと思います。
私はスピーカーの買い替え(殆どは買い溜め)はアンプに比べて少ない方でしたが、自作を除くとダイヤトーンDS251から始まり、同MKⅡ、261,28B、山水モニター2115、JBL4320くらいまでは全てブロックでした。
ブロックの値段はいつの時代かはハッキリしませんが一個50円で買った記憶があります。
だいたいは、左右計4個で事は足りたのです。
今でも、もしかしたらブロックが一番安上がりで音が良いのかも知れません。
見た目が悪く、床、スピーカーに傷が付くのを我慢すればの話ですが・・・。
この、スピーカー台にブロックを使う事を私は大発見だと思うのですが、当時の先駆者(評論家?)の方の名前が思い浮かびません。
個人的にはノーベル賞を差し上げたいと思うくらい大発見ですよ。絶対にこれは。
オーディオ業界の売上に何ら寄与せず、全国どれだけの「オーディオファンを悦ばせたか」を考えると本当にスゴイの一言です。
こんな青春時代を過ごした私は、とうとう音楽人間になってしまい、ヤマハに就職するようになるのですが、私のオーディオシステムの音を聴いた寮の住人の内、10人以上が確実にオーディオにハマッテ行きました。
誰もがスピーカー台にはブロックを使い、あーでもない・こーでもないとやるもんだから、やがて寮の畳はボロボロになっていったのでした。今考えると申し訳なかったです・ゴメンナサイ。
今でも時間さえ許せば、カウンセリングに出かけてはオーディオ仲間を増やして、いつの間にか友人同士の付き合いが始まっております。

そんなわけで、私が趣味で造って楽しんでいた「ヒダスキ」がどんどん拡がり、長谷弘工業の社長さんの目に(耳かな)留まった訳です。

「ヒダスキ」の事を書くつもりでプロローグが長くなり過ぎましたので、また次の機会にさせて頂きます。
最後までお付き合い下さって有難う御座いました。

緋襷(ヒダスキ)ストーリー 第二章

みなさん・こんにちわ

 前回はブロックについて色々と申し上げましたが、今回はその中でダイアト-ンDS28Bのときのエピソードをお話ししたいと思います。

 このスピーカーを使っている頃は、キースジャレット「ソロ・コンサート」が世の中、と言ってもジャズファンだけかもしれませんが、大評判で(たぶん皆さんはケルンコンサートの方をよくご存知かもしれません)私も一番のお気に入りでした。アンプは確か4台目のサンスイAU7700を主に聴いていたわけですが、このときにブロックからレンガに一時替えてみたのです。確かステレオ誌に掲載されていた金子英男先生に影響受けたと思います。
その時の第一印象は音がボヤケタ感じで全く好みでは有りませんでした。理由はよく分かりませんが(これまでの私は理由などあまり考えたことが無い)ピアノの低域がハッキリせず、解像度がなく、つまらない音になったのです。要するに感動できない音になってしまったのでした。
この音の変化は大きく変わったのではなく、ホンノ微々たるもんでしたが、当時の私はスピーカーケーブルが10センチ長くなっても、短くなってもそ差を感じ取る事が出来ていたのです。(だから江川三郎先生の言われる事は良く分かるのです)見栄えの悪いブロックよりは幾らか見た目が綺麗だろうという理由から交換してみたのですが、これには妥協する事ができませんでした。
その後、いろいろと場所を変え、高さを変えてみたのですが、どうしても納得できる音にはなりません。 元に戻そうにもブロックはすでに友人が持って帰った後でしたし、また仕方なく買いに行くのですが、今ならホームセンターがどこにでも有りますが当時は全くなく、ブロックの製造元まで突き止めて買いに行ったのです。
ブロックは安かったはずですが、探すのには、まる一日車を乗り回していたような気がします。 オーディオにハマッテしまうと、こんな非常識でバカゲタ事を平気でするようになってしまうんですんねえ。今度はブロックを模造紙で包んで使ったのです・・・すると同じようにツマンナイ音になったのです。んーーーーこれはどうした事か・・・・? このときに初めて色々と理由を考え始めたキッカケになったような気がするのです。よく言われることですが、オーディオは理論理屈では解決できないんですねエ。このことに私は初めて気が付いたのですが、先人の方はよく知っておられました。ホント、身を持って体験できたエピソードでした。
 事のついでに、私はダイヤトーンの大ファンなんです。DS251とソニーTA1120の組み合わせは今でも最高のものだったと思っていますし、2番目はDS28BとAU7700です。
そうなんですヤマハはないんです。3番目がアンプジラと4343でしょうか・・・。これでお分かりのように高額な商品、或いは新しい商品が良い音がすると思っていらっしゃる方も居られると思いますが、違うんです。要は使いコナシなんです。(実は高額な商品も、新しい商品も使ったのですが名前は出しません)ハッキリ申し上げて、今の新しい商品は到底これらの音には及びません・・・・・・と言うより私が感動できないんです。もし、新しい製品が良い音がするという方程式が正しいのなら、ウエスタンのアンプを使っている方は、トンデモナイ音で聴いていることになりますね。最近アルテックはどんなものか聴きはじめようと思ったら、プロショップの人が言うんです。「止めた方がいいですよ、アル(AL)中になるよ」ってね。アッそうーか、私はダイ中になっていたのだと初めて気が付いたのです。
ダイヤトーンがオーディオから撤退して久しいですが、本当に淋しい限りです。
2S-305から日本のスピーカーの歴史がはじまったと言っても過言ではないでしょう。
日本の優秀な頭脳が集まり、技術の粋を集めて完成されたこのスピーカーの音色を私は最高傑作だと思います。特に中高域が魅力的でした。今でも惚れ惚れするのですが、この中高域の音色は日本人だけが作り得る事が出来たと思うんです。なぜなら、日本人はずーーと遥か昔から自然の音を聴いてきたのです。春には鳥の声を、夏には蝉の声を、秋には虫の音を、冬には・・・何だっけ、ま・いいか。今では鳥の声を聴けない環境の人も居るでしょうが、そうではないのです。日本人が生まれながらに持っている感覚、センスなのです。今流に言えばDNAの中にズートずーと蓄えられ、組み込まれているのです。この、うぐいす、蝉、すずむしの鳴き声を忠実に再現する事が出来たのが、この2S-305だったのです。 海外に目を転じると、弦だけは優秀、管楽器だけは良い音がする・・・と偏っているではないですか・・・。
 なんかもう永遠に続きそうなので、この辺で備前焼インシュレーター「ヒダスキ」に付いて語らないといけませんね。
先のプロショップ(カック倉敷)の人(チーフアドバイザー原さん)が言うには「フェルトかラバーを貼らないと売れませんよ」てね。傷が付かない方が良いに決まっていますが、音を犠牲にはしたくはなかったのです。今まで、すでに買ってくださった方の多くは、CDプレーヤー、アンプ等に使われていると聞いていますが、私の体験ではフェルトを貼ると、インシュレーターを使わない方が音が良かったりするのです。こんなモノを買ってくれる人は、(スミマセン)フェルトなんか自分で貼ってくれる人だと思っているのです。ホームセンターに行けばいろんな種類のフェルトを売っている事だし・・・・・ね。
 最後に、CDプレーヤー、アンプ等に使用れる方に私の経験をお話します。
一応、茶碗に例えると・・正方向、逆方向(伏せる)とします。この場合も3点支持が基本となります。先ず、前2箇所のインシュレーターの左右内側に正方向2箇所で支えます。後ろ側は、左右のインシュレーターの真中に1つ、今度は逆方向で支えます。いくらか入出力に近い方が良い事も有ります。何れもネジの頭に当たらないようにして下さい。だだ、使い方はご自由ですので、何か良い使い方を発見した人は内緒にせずに、ご報告をお願いしますよ。
では、この辺で失礼します。

次回のお知らせ:次回、第三章はいつになることやら・・飯田明先生が絶賛されているようで、売れて売れて、今大忙しなんです。
AVビレッジ1月号に掲載されます。先生へのお礼も兼ねて皆さん買ってくださいね。
私も買います。

緋襷(ヒダスキ)ストーリー 番外編

今回、第三章は来年の予定でした。が、しかし、どうしても申し上げたい事があったので忙しい中、時間を裂いて書いています。

今、少し怒れています。

今回「ヒダスキ」で飯田明先生が絶賛の評価に対して、他メーカーがどうも宜しく無さそうなのです。(想像してください)私は、ヤマハに勤めていた事は皆さんご承知の通りですが、幾らかはメーカー(営業)、評論家の関係は知っているつもりです。
長谷川さんも、私も飯田先生とは一度もお会いした事がないのです。ましてや、良い評価にして下さいとお願いした事も勿論無いのです。ニモカカワラズ絶賛の評価をして頂いた事は本当に良さを認めて下さったからに違いないはずです。飯田先生もかつては他のインシュレーターメーカーとの付き合いも有ったでしょう。「ヒダスキ」に対する評価を発表すときに悩まれたのではないかと拝察するのです。もし、私どもがメジャーだったら・評価にタメライは全くなかったでしょう。評論家の値打ちはここで決まるのです。・・・生意気なようですがオーディオファンを代表して、日本の将来を憂いて申し上げます。お許しください。付き合いがあるからと言って、良いものをナオザリにしたり、タイシテ良くも無いのに持ち上げてみたり・・・・・。
飯田明先生のような方がオーディオを正しい道に導いてくれるものと私は信じます。その結果、海外製品に負けないような素晴らしいモノが(2S-305のような)国内からドンドン発売されて、やがて日本にオーディオの全盛期が来るものと・・・・。シガラミで評価が歪曲され、その結果一番ダメージを被るのはオーディオファンなのです。かつての私なのです。(今は経験して幾らか賢くなったつもりでいます)今回、飯田先生の評価では「ヒダスキ」の値段が信じられない位に安かったと言っておられます。その事も関係しているでしょう。私は趣味でインシュレーターを造って遊んでいたのです。開発費0円なのです。もし最初から長谷弘工業さんから「備前焼でインシュレーターを開発してくださいよ」と依頼されたのなら100万円は請求していたかも知れません。その分値段も上がり、私は汗水たらして1年以上頑張っていたことでしょう。その結果良いものが出来たかどうかは????です。このことは長谷川さんの趣味で、バックロードホ-ンSPが開発されたのと似ていると思います。MJ誌に紹介されたときに、私はタメライモ無く買ったのですから。

遊びで創るモノに駄作はないのです。

以上の文面をカイツマンデ、カック倉敷の原さんにぶちまけたのです。そしたら・・・・・・賛同してくれました。オーディオ全盛期(1973-83年、私が勝手に考えている)には、この店は中四国で一番の売上で、JBLから表彰され、社員が無料でJBL本社の工場見学に招待された事があるのです。長谷川さんが備前に来られる時に、大阪日本橋の状況は如何でしたでしょうか?かつてのオーディオショップ9割がパソコンショップに変身しているのですよ。多くの年配の方は、半ば諦めかけていることでしょう。私が声を大にして言わなければ、誰がこの状況を訴えるのでしょうか? 次回はヒダスキの使い方の上級者編を発表します。ご期待下さい。
最後に長谷川さんにご迷惑をお掛けしない為に、ご意見がある人はこちらにお願い
します。kh2381@mx32.tiki.ne.jp Stone Island Shop UK Stone Island Shirt Mens Sale Cheap Mens Stone Island Accessories Stone Island Trousers Mens Sale Uk Stone Island Sweater Mens Sale Mens Stone Island Hoodie Sale Uk

緋襷(ヒダスキ)ストーリー 第三章

みなさん、明けましておめでとうございます。

番外編ではチョット過激で失礼しました。
しかしながら、お叱りのメールは一通も無かったので取りあえず一安心でした。去年のことは忘れて先に進みたいのですが、一つだけ質問にお答えします。何故、趣味とか遊びで作るものに良いものが多いのか?・・・・・・にお答えする前に、そんなの当然と思ってらっしゃる方は (*)にお進みください。

さて、企業の定義は?というと、ご承知のように「利潤を追求する」ことにあります。 新しいものを開発する場合,当然のことながら研究費(予算)、開発期限、販売予測台数、販売価格等が決められるのですが、趣味の場合、それが全くありません。従って、自分の納得するまでトコトンコダワルのです。期限なんかは勿論なくて、一生続く事もマレでしょう。
オーディオを趣味にしている皆さんは、多分一生続くのではないでしょうか?
一例を申し上げますと、私がサラリーマンの時代に、ヤマハCD-1aが発売された後にも、シャーシを銅メッキして研究していた事があるのです。しばらくすると、上司から「評論家の評価が良かったのだから止めなさい」と言われたのです。ついでに、このときの音はどう変わったか?気になるところでしょう。ボーカルのサ行がキツク、シャクレタような声だったのです。 ソースは中嶋みゆき、五輪真弓でした。(別に私の趣味ではなかったのですが、タマタマ試聴室に有った)私は未練がましくも、絶対に悪いハズが無いと思いながらオーディオ回路の設計者に診てもらったところ、電気特性(ノイズ成分)は非常に良い事が分かり、DAC以降のオーディオ回路を最初から作り直せば、もっと(販売されているCD-1aより)間違いなく良い音になると言うのです。余談ですが、このときのオーディオ回路の設計者が、最近発売になったデジタルアンプ設計者のN氏です。昨年末から各社雑誌にもよく顔をのぞかせているようです・・・・MX-D1だったか、興味の有る方は買ってくださいね。このときの実験で確認した事を内緒で(全然内緒になってない)皆さんに公開します・・・他言無用ですぞ!

1.トップパネル(天板)を外すと高域が伸びて爽やかな音になりますが、力強さは後退する。
2.トランスをシャーシから取り外し、シャーシの外側に置くと解像度が上がり心地良い音になる。
3.ボトム(底板)を取り外すと、低域の迫力には欠けるが解像度は上がる。
4.ボトムを厚さ1ミリの錫メッキ鋼板に取り替えると、低域が伸びてピラミッド型の音になる。

以上の事は、別にCDプレーヤーだけでなく、プリ・パワーアンプに付いても同じだったのです。私はCD-1aを自分の好きな音に改造して使っていましたが、10年以上に渡って、この音を超えたCDプレーヤーは(スチューダ、マッキン、フィリップスを含めて)無かったように思います。本当にN氏の実力と感性はスゴイです。
だいたい以上ですが、20年前の事をなんで忘れもせずにハッキリ覚えているかと申しますと、実は後にも先にも似たような事をやっていたのです。勿論のこと、仕事で研究した事なのですが、私にとっては半分は趣味のようなものでした。私がこのような事をやりだしたキッカケは、故・長岡鉄男氏がデンオンPRA2000に鉛塊を載せると音が良くなる・・と言い出したことに始まります。私も同じように、インゴットの代わりに使っていない軽めのアンプ(HMA9500は恐怖を感じたのでヤメ)を載せたのです・・・・ナルホド・確かに力強い音になったのです。この事がキッカケで、だんだんとエスカレートし始めて、HMA9500のラジエター(冷却フィン)の上に文鎮を載せたり、コンデンサーの上にアイロンを載せたり、冬には電気コタツの中にアンプを入れてウオームアップしたり・とまあ、ハタから見ると頭でも打ったのではないかと、さぞ思われた事でしょう。
皆さんの中にも、長岡氏のファンもいらっしゃることでしょう。中には、教祖の如く傾注している方も御出でとか聞きます。んーー、これは困った事だ!とかく日本人はマネの好きな人種だと海外から言われておりますが、或いはエコノミックアニマルでウサギ小屋に住んでいるとか・そんな事はほっといてくれと言いたくなるのですが、マネは駄目なんですよ・・・マネはね。古くはスレッショルドの擬似A級アンプ、アンプジラのDCサーボ(初期はACサーボ)、何れもマネでなくて良いところを盗んで違うものに仕上げたのです。(メーカー名は今更言うまでも無いでしょう・・・殆どのメーカーです)私は長岡氏のマネはしませんでした。が、しかしアイデアはたくさん盗みました。なーんだ、同じじゃないか・と思われるかもしれませんが、実は天地ほどの差が有るのです。マネは自分の思考を停止してしまうのです。対して盗むと言うのは試行錯誤して考えに考え抜いて自分のモノにする事なんです。おかげで、私のオーディオシステムは評論家のどなたにも負けていませんよ・・・・・・・多分ね。評論家のアイデアは殆ど盗みました。江川、金子、長岡、岩崎、井上、菅野、上杉先生他、各先生方のアイデアは殆ど盗ませて頂きました。そして私が考え実験した事は、どこにも発表していないのですから・・・・・・負けるハズが無いのです。勝った負けたの問題ではなく、本当は自分の好きな音楽が響いていれば関係ないんですよね。

(*) だんだんと話がズレてきているようですので、昨年のお約束通り「ヒダスキ」の上級編に付いてお話しましょう。左の写真は私が「ヒダスキ」を使用しているほんの一例です。(随分と散らかってるなーとお思いの方は・大きなお世話です)左の写真がJBL4343用のドライブアンプで(このアンプを知っている方は相当のマニア)今はフルレンジで使用しています。隣にアンプジラⅡが顔を出していますが、勿論現役で、音の方は、かなり近いレベルになっていると私なりに思っています。他にはB2、B3*2(BTL)、907LEX.、B2301,M508,JOB300,サイテーションXX,MC2500等、今までに50機種以上のアンプに同様の事をやってきて、95%以上は効果が有り、また、半数以上のアンプについては激変です。どのくらい激変かと申しますと・それは飯田明先生がよくご存知ですのでAVビレッジ1月号をご覧下さい。
ここで、効果の無いアンプとは一体何なのか、何故なのか?・・・・気になる所ですが、それに付いては次回でお話しますのでお楽しみに・・・。
さて、殆どのアンプはトップカバーを外さないと、ご覧のような事は出来ませんので、くれぐれも言っておきます。自分でアンプを自作するレベルの方だけです。絶対にやらないで下さいよ。だから上級者編なのです。備前焼だからショートしないので大丈夫と思わないで下さい。
昔、N氏がアンプはエージングしないと良い音がしないと言って、スピーカーの代わりに8Ωのダミー抵抗を繋いでFMを流してエージングしておりました。同じようにマネをしたユーザーがいて、抵抗が焼けて火事になったのです。このような例は一万人に一人かもしれませんが、この事件で評論家の方々は恐れをなして、同様の記事を書かなくなってしまったのも事実です。これは、明らかにオーディオ界のマイナスでしょう。もう一つマイナス原因として言っておきたい事は、「評論家が良いと専門誌に書いていたので信用して買ったら良くなかった、どうしてくれるんだー」という投稿です。これは自分がモノを見る目がなかった、或いは評論家を見る目が無かったという証拠なのです。反省すべきは自分自身です。そういう方に私は言っておきます・・・・コンポのグレードアップより先に、自分のグレードアップを図りなさいと。評論家の方たちは宣伝マンではないのです。「買って下さい」とは書いてな いハズです。 ましてや、音の好みも千差萬別・マチマチなのです。
いや!また!キツイ事を書いてしまいました。でも、許してくれますよね。
さて、下の写真は自作4ウェイマルチ用のミッドハイのドライブアンプです。フルレンジで4343をドライブして、効果を確認の上で使っています。目の醒めるような高域の伸びとキレです。とにかく美音で、このアンプは非常に優秀で、備前焼を一つずつ載せる度にドンドン音が良くなって、写真のようにしますと、今のアンプでは太刀打ちできないほどです。オマケにとても便利で、初段を12AX7を片CH.1本だけ使用して、一段増幅とカソードフロアーでMosFETのドライブインピーダンスを下げて使っていますので、手持ちの12AX7の評価にモッテコイなのです。10種類以上調べての結果はテレフンケン2、5番よりもシルバニアが音質的に良かったので使っていますが、ノイズレベルは圧倒的にテレフの勝ちでした。試しにMC275の初段に使ったのですが、夜はウルサクテ聴けたものでは有りません。チマタでは、このテレフ.12AX7がかなりの高値で取引されているのもウナズケマス・でもタカスギル。12AZ7なんかはメンタマ飛び出ますよ!!長々と書きましたが皆様のお年玉になればと思い・・・長編になりました。

ではまた、次回をおたのしみに・・・。

緋襷(ヒダスキ)ストーリー 第四章

皆さん、ごぶさたしました。

今回、第四章は少し間が空いてしまいました。心待ちにされていた方にはお詫び申し上げます。

さて、第三章でお約束したことはチョット置いといて、、、今回の出だしは「マイナスイオンに付いて」です。超長編ですので、興味のない方はコーヒーブレイクからお読みください。

先日(1月21日)、AV評論家の飯田明先生が突然、当陶房にお見えになりました。「じょんのび日誌」にも紹介して頂いたので、ご存知の方も多いかと思いますが、先生は大のビール好きでありまして、帰り際にビアマグを購入されたのです。そして、3日目だったか、電話が有り、「今、先日購入した備前焼でビールを飲んでいるんだけど、この、アゴに当たる感じが?・・・丁度いい感じで・・・??云々カンヌン???」。。。。。。。。。
言われた事が私にはよく理解できなかったのですが、おっしゃりたい事はよく分かりました。要は誉めて戴いたと言う事でした。(私はオチャケ党でよく理解できなかったのです。スミマセン)。そして、なんと!まあ!!訪問記をAVビレッジ3月号に載せたいとおっしゃるのです。しかも、カラーで。。。(コマッタ?とうとう私も街中を歩けなくなるのかな・・・・)。???
話は未だまだ続きます・・・「このビアマグをローカル(AVビレッジの通販)で販売したいんだけど、どうかなあー・村長(編集長)には了解してもらってるから」・・・・と、、願ってもないお話でした。その時、私は「マイナスイオンの発生する備前焼が有るのですがそちらの方が良いのでは?」・・先生は「うん、それがいいね」と、トントン拍子で決まったのです。

実は4年程前から・味の良くなる器・について研究していたのですが、いつ発表して良いものやら迷っていたのです。
すでに「ヒダスキ」を購入された方で、博岩玉なるものをプレゼントさせて頂きましたが(キャンペーンはすでに終了しています。念のため)、実はその中の、いくつかはマイナスイオンが出ています。合計1200個の内50個位でしょうか(見た目には私しか分かりませんので、皆さんは当タリ!!と思っていてください)。
この、マイナスイオンの発生する備前焼は、昨年の真空管オーディオフェアに出品した「ヒダスキ」に、たまたま混ざっていたのです。フェアの最中「此れはマイナスイオンが出ている!」と宝石を紐でつるしてグルグル廻しながら叫んでいた人がいたのです。もう一人、ヒダスキに手をかざして「マイナスイオンが出ていますよ!分からない人が多いんだけど、私には分かるんですよ」、と、まあ、私は内緒にしたかったのですが、何故かこの二人にはバレてしまったのです(このお二人の方にはどうしても連絡が取りたいのです。もし、これを読んでいたら是非ご連絡をお願いします。ご存知の方でも結構です)。
話を戻しますと、マイナスイオンの発生数の測定は非常に難しく、正確に測定することは至難な技です。我々素人で安定的に測定出来る期間は、年間を通して2ヶ月間もないのです。しかも測定機器は周辺機器を入れると最低でも50万円程するのです。おまけに、電磁波や静電気等も遮断する施設も必要で、片田舎に専用の部屋を作らないとダメなんです。再現性がないと測定の意味が有りませんから。(奈良県に有名なところが有りますよね)。こんなに苦労してマイナスイオン測定をしているのに、このお二方には本当に驚きです。

オーディオにも、以前からマイナスイオン関連の商品がいくつか有った事は、すでに皆さんご承知でしょう。謳い文句は、音の通りがよくなるとか、気分がスッキリするとか。だったですよね。一時、トルマリン(電気石)がブームでしたが、最近はあまり耳にしませんね。理由は簡単です。科学アカデミーで否定されました(これに付いては、条件により測定値がマチマチなので致し方ないところでしょう)。トルマリンの中で、一番マイナスイオンが発生する黒トルマリンを最初に日本に紹介したのは、私が知る限りでは、商社のニOOOの研究グループで、当初はブラジル産の純度の高いものでした。しかし今ではインド、中国産が多く、純度が悪い為に選別が大変なのです。選別せずに黒トルマリンと偽って風呂用に販売しているモノに私は引っかかって購入した経験が有るのです。皆さん気を付けましょう!!(もしかして、販売店の全員が知らなかったのかもしれませんーーでも嘘はいけませんよ)。
もう一つ言っておきたいことは、まだマイナスイオンが幾ら発生しているとか、トルマリンの何倍発生しているとか・・だいぶ遅れている業者があるようですが、こんな業者が開発の妨げになります。もし、そんな事が許されるのなら、今回、私が発表するモノはトルマリンの一億倍以上発生します。・・・・・・理由はこれから述べます。

トルマリンがマイナスイオンを発生することは、今では一般的に知られるようになりましたが、それには条件があリます。叩く、擦る、熱を加えるなどの刺激を与えて、初めてその瞬間だけ発生します。何もしなければ、ただの川原の石ころです・・・ご存知でしたか?
最近は、このことに気付いて、トルマリンの他に、別の鉱物を混ぜて販売しているものも有るようです(我々が常に浴びている微量の放射線が刺激となっているようです)。私は、趣味で黒トルマリンのパウダーを備前焼の粘土に入れたことも、表面に塗ったことも有りますが、確かにまろやかな味になり、しかも美味しいです。但し、お茶、コーヒーなどの熱いものだけです。

さて、ここで皆さんに問題を出します・・・空気中でマイナスイオンを発生するものが、水中(液体)に入ると、さて、、どうなるのでしょうか??
答えは・・・水の分子が活発になり、分子同士の反発が起こります(これは私の考えです)。結果的に軟水となり、界面活性が強力になります(こちらは事実です)。
これを車のガソリンタンクに入れたらどうなるでしょう?・・・・ガソリンが気化(ガス化)が促進される為、燃焼効率が上がり、燃費が良くなります。排気ガスも綺麗になります。
今度は、これを花器として使うと?・・ガラス容器に比べて、確実に3倍以上花が長持ちします。備前焼だけでも遠赤外線の効果で花が長持ちするのですが、より経済的になりますよ。。。もう、お分かりでしょう。花の茎から、毛細管現象で水がドンドン吸い上げられていくのですから、結果的に花が生き活きとするのです(水の減りが早いので注意を要しますよ)。花が長持ちするのですから、人も長持ちするのは道理ですよね。

ここで、極端な話をしましょう。ヒ素入りカレーでも、トリカブト入りコーヒーでも、無害になるような・・・・そんな器を目指して暫くは研究していたのです。(私はソンナモノ持っていませんよ・・アノ事件とは無関係ですヨ)最近分かったことは、味が良くなる事とは似ているようで、実は違っていたのです。嗜好品が水っぽく成ってはねエ・・・・・楽しめないでしょう。
私は、昔からタバコを吸っているのですが、6年位前になるでしょうか、トルマリン入りセラミックボールをショートホープの箱の中に入れていたら、マイルドセブン以下のスカスカのタバコに成ってしまったのです(吸わない人は分かりにくい表現ですね。)気のせいでは有りません。5人も体験しているのですから間違い御座いません。(これを作ったメーカーは、地中の水道管に取り付ける為に、厚生省の認可を受けて販売しているようです。私は楽でいいなーーと、つくずく思うのです。嗜好品の場合は簡単には行きませんから・・・だって、世界中を捜しても、測定器がないのですから)。
この、タバコの味が変わった事実を、私はよく理解できていないのですが、私の大好きなH教授の言葉を借りると‘波動‘と言うことが出来るでしょう。

今一つ、研究してみたいテーマが有ります。それは、日本酒を造る過程において、マイナスイオンが発生する備前焼に汲み置きした水で造ったものを、ガラス容器で飲むのと。一方は、普通に造った日本酒を、マイナスイオンが発生する備前焼で飲むのとでは。はてさて、どちらが美味しいのかな?・・・これを読んだ酒屋さんでも居たら協力してくれないかなーー。

ついでに、今回のビアマグに使うモノの種明かしもしておきましょう。・・・日本全国には温泉地がたくさん有りますが、温泉に行ったら疲れが取れた。とか、体調が良くなったとか、よく耳にしませんか?これらの温泉地近くの地下から掘り出した数種類の鉱石を、粉末にして混ぜ合わせたモノを今回は使っています。

   ーーーーーコーヒーブレイクーーーーー

さて、ソロソロ第三章のお約束の話に移りましょう。
その前に、第三章を発表した後に、皆さんから次のような質問が寄せられました。

1.ヒダスキをどのようにすれば音が良くなるのですか? 
2.電源トランスの上に置けば音が良くなりますか?
3.真空管のO.P.トランスの上に載せれば音が良くなりますか?

大体要約すると以上ですが、この先、皆さんの質問に全て答えていたら大変ですので、ここで解答しておきます。
ヒダスキが一番効果の有る順に申し上げますと。

1.普通のインシュレーターとして使う。
2.ラジエターの上に載せる。
3.ラジエターの真下で支える。

2と3の組み合わせは、かなり効果が有ります。以上はトランジスターアンプのみです。真空管アンプのO.P.トランスの上に載せても効果が有りますが・微々たるもんでしょう。プリント基盤を使ったモノにはインシュレーターの効果が期待出来ます。要は、振動を止めればよい様なのですが、真空管のように振動が良い音につながっている事が往々にして有るのです。300Bをスピーカーとは別の部屋に置くと音が変わりますよね。ダルマにするのか?ナスか?ズングリか?ガラス厚は?(これらの要素が真空管アンプの音を幾らか決めているのではないかな?)世迷言でした・・・。後は、質問せずに自分で考え、行動することです。第三章でも申し上げましたが、マネをするのではなくて、情報を盗んで自分のモノにして下さいよ。そして、壊れても誰にも文句を言わないこと。全て自分の責任なのです。これが守れないのなら、絶対にやらないこと!!です。

もう一つ、アンプジラのことに触れておきましょう。
効果のないアンプの代表がこのアンプでした。何故かこのアンプだけは音のバランスが悪くなった)。理由を考察した結果を申し上げますが、正解とは限りませんのでくれぐれも誤解のないように・・・・・。

1.アルミ合金を折り曲げて筐体を造っている・・・・・1981年(頃かな?)にサンスイが銅メッキシャーシを採用していますが、先に述べたように、アース電位が一定になり電気信号を乱さない。又、アルミの為に磁気歪みが起こらない。折り曲げ構造の為に、ネジ止めするよりも遥かに筐体の強度が有る。

2.アルミ合金の板厚が3ミリも有り振動しにくい・・・・インシュレーターを使うことは底板の振動を抑えている訳ですが、アルミの振動が心地よい響きになっているのかも知れません。それと、水平基盤ではなく、垂直基盤です。

3.ドライバー基盤が縦(垂直)に取り付けられて、下側だけが固定されている・・・・金田アンプに糸吊り基盤が有りますが、多分、固有の振動モードを持ないためだと思われます。水平にネジ止めすると共振が発生するのは明らかです。私は備前焼のチップを、水平基盤に一つずつ貼り付けていったのですが、低域のドッシリ感が出てきて、まるで別モノのアンプに成ります。(共振モードが下がった為だと解釈しています)。基盤に貼り付けたより、だんだんと上に載せていった方が効果的だったことも付け加えておきましょう。

以上ですが、設計者のジョンボルノさんは確かに鬼才、天才、努力家です。普通、アンプとゴジラを、掛け合せた造語なんて誰が考え付くのでしょうか?しかも、あの個性的なレタリングを考えたのが1973年ですよ。今ならゴジラ(松井)が大リーグで有名になりましたが・・・・遥か30年以上前の出来事なのですよ。まだまだタクサン、私の分からない工夫が有ることでしょう。私はこのアンプジラを天才が創った、20世紀最高の「まぐれ当タリ」のアンプだと思っています。普通の設計者でも「まぐれ当たり」で良いものが出来るでしょうが、アンプジラは遥かに次元の違う音です。過去にMC2500(シルバーパネルの初期品)と比べて、私はアンプジラに軍配を上げましたが、このMC2500はマッキンのトランジスターアンプの中で、最高傑作と言う人がたくさん居る事は、マニアの方はよくご存知でしょう(メーカーは間違ってもこんな事は言えませんよ・・・・ついでに、この時からマッキンのアノ・メーターもツマンナク思えて売り払いました。それに、重量が62Kgもあるアンプなんかは、家庭用としては犯罪でしょう。サイテーションXXが43Kg、2301が37Kg,とまあ、ギリギリの線でしょうか。
アンプジラのスゴイ所は他にもあります。当時、よくスピーカーのボイスコイルから火が出て焼き切れたと、クレームが多かったらしいです。あっ。そうか。矢張り。。。ゴジラも火を噴くのでした・・・・・。私のアンプジラは火を噴かない事を願うばかりです。

第一章から私は皆さんに、本音で有意義な情報を提供してきたつもりです。何故かと申しますと、オーディオなり、衣食住なり、正しい方向に、或いは有意義な方向に世の中が進んでいって欲しいからに外なりません。私の情報を世の中の為になる事でしたら、どうぞ盗んで構いません。パテントなんかも御座いません。衣食住に関しては、他にもイッパイ話したい事がアルのですが、これ以上は諸般の事情で申し上げられません。私は30年に渡り、病院に一度も行ったことがないのです
(お見舞いには何度か行きましたが)。お話できない理由をお察しください。勿論のこと、私には、ガン保険なんかは必要ないのですが、私は特別ですので、ご心配な皆さん方には加入する事をお勧めします。・・・何も私の体がスーパーマンではなくて、考え方が特別なのですよ。(矢張り、考え方がトンデいるのか?)。この考え方に付いては、終章に命がけで述べる。かもしれません???

最後に、あと一回(終章)でこの企画も終わりにさせて頂きますが(長谷川さんは何か他の企画を考えておられる様です)、今まで、応援してくださった方には感謝申し上げます。今後も、いろんなご意見、アイデアをお待ちしています。アイデアといえば、つい最近アナログプレーヤーのLPレコード用スタビライザーに使用したら、他を寄せ付けないくらいの効果が有ったというご報告を頂きました。でも・・・・欠点は中心がズレル事だそうです。是非発売して欲しいという、有り難いご意見でしたが、この場を借りて回答させて頂きましょう。
備前焼は日本の焼き物の中で一番硬く、ダイアモンド・ドリルなら穴は開くのですが、角が欠けて売り物にはならないでしょう。最初から穴を開けて焼いたら、収縮率に差を生じますから、穴の大きさがマチマチで、これも使い物にはならないでしょう。
同じようなご意見が多ければ、チャレンジしてはみますが・・・・・。

長期にわたり、ご拝読有難う御座いました。

皆さんのご意見をお待ちしています。

では、また終章をお楽しみに・・・・。