All posts by AudioHasehiro

2015/9/13 お見舞い。

遅くなりましたが、今回の台風18号で被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。

TVで繰り返し移される悲惨な映像を見ていると、11年前に当地三条市で起こった7.13水害の記憶と重なって被災者の大変さと、これからの苦労を案じてしまいます。

11年前の当地もバケツをひっくり返したような猛烈な雨が降り続け、当市を二分して流れる五十嵐川の堤防が決壊し市内左岸地域一体が泥水にのみ込まれ、9人の犠牲者を出しました。

当社も左岸側にあり、工場の中は膝上くらいまでの泥水におおわれました。
試聴室のスピーカーは勿論、倉庫にあったMMキットの材料など多くの商品が水没しました。自宅と倉庫も被害にあいました。

水が引くまで3日位かかりましたが、その後始末の方が大変でした。
コンクリートの床全面には厚さ1~2cmほどの粘土質の泥がびっしりこびり付いており
この泥がしつこくて、水で洗っても洗っても、乾くと泥が浮いてきます。

親戚、知人や大勢のボランティアの方、そして遠方から来て頂いたハセヒロオーディオのファン様のお手伝いのお蔭で何とか元通りに復帰することができました。

異常気象のせいでしょう、いつどこで同じような災害が起こるかわかりません。
以下、その時の経験からですが、もしもの時の参考にして頂ければと思っています。

必ず、電気屋さんと相談、確認されてからのことですが、
水没したクーラーの室外機は水が引くと同時にホースで水を掛けて泥を洗い流してください。
これは必ず電気を切った状態で行い、乾くまでは絶対通電しないでください。助かる率が高まります。

水道が止まっていなければの話ですが、家屋の床も泥水が引き始めたと同時に、それを追い出すようにホースで洗い流してください。
時間が経つと泥が固まって掃除が大変です。

工場、お店、倉庫などのコンクリート床の泥を洗い流す時には、床用水切りドライワイパーを使うと大変作業がはかどります。

被災地の早なる復帰を心より祈っています。

2015/9/3 小馬崎達也&PANGEAコンサート。②

小馬崎達也&PANGEAのコンサートの開催がいよい明後日になりました。
6日(日)の午後2時からです。

当市からバイオリン奏者が1名ゲストとして参加致します。
私のバイオリンの先生、小島健弘さんです。

PANGEAと2曲のみを共演されるのですが、実は先生と小馬崎さんはまだ1回もお会いした事がなく、したがって当日ぶっつけ本番の演奏になります。
先生には演奏曲のCDとその譜面をお渡ししてありますが、開演前の僅かな時間しか一緒での練習や打ち合わせができません。
こちらが心配で「大丈夫でしょうか?」と尋ねると、やはりプロですね、「全く問題はありません」と頼もしい返事を頂きました。

前売り券での販売をしなかったので、実際に何名くらいのお客様が集まってくれるか?心配もありますが是非小馬崎達也&PANGEAの
癒される素晴らしい生演奏を皆様に楽しんで頂きたいと思います。
お近くの方は是非ご参加ください。

日時:9月6日(日)
開演:午後2時~
会場:三条市嵐南公民館 (三条市南四日町2-10-3)
料金:2000円(当日)

2015/9 練馬区 O様 MM-151SにFF105WKを装着されて。

MM-151S+Fostex.FF105W、きのう組上がり 音を出しました。 10cm1発がモニターオーディオ・Gシリーズ、GS10とはりあいました。 想像以上で長く付きあってゆけます。 調子にのって、ドヴォルザーク「新世界第1楽章はこなせましたが最終章は悲鳴をあげました。ていねいに扱うようにします。 写真で見られるようにバッフルは木ネジで固定しました。両面テープは納得できません。 別に電話でスピーカーグリルをお願いする予定です。 楽しい箱、発見し嬉しい限りです。ありがとうございました。 

SCN_0001

2015/9 大分県 K様 薄型平面スピーカーSSC-3060を購入されて。

4日国内出張で不在のため、本日2時頃受け取り早速セッティングして只今聞いているところです。 素晴らしいです。大満足です。オーディオ評論家でないので上手いこと言えませんが納品後の一聴した感想です。 外見:特注させていただいたバイオリンレッドとスピーカーユニットのセンター部の色がマッチして素敵なスピーカーに仕上がっています。 HPの写真より実物の方がエレガントです。デジカメの簡易明るさ補正ではバイオリンレッドの色合いが上手く表現できないかもです。 音質:それまで聞いていたスピーカー(2ウエイバスレフスピーカー主体)とは、定位感、フルレンジなのに音の分離、艶、生々しさ等 別物です。所蔵するJAZZ音源を片っ端から聴いてますが、全てが新鮮で音楽を聞いていて楽しいです。 Carol Kiddのボーカルが秋の夕暮れに映えます。 御社のBHスピーカーを聴いてませんので言い切れませんが、SSC平面スピーカー一押し素晴らしいです。 今後鳴らし込みしての音の変化が楽しみです。 ※Rapi2 I2s(NAS音源)Volumio1.55 

001

大分県 K様ご依頼の薄型平面スピーカー SSC-SP6030Dの塗装済み完成品です。③

BOXが完成したのでオーディオニルバーナの20cmユニット、Super8 Cast Frameを装着しました。

の特注タイプで、縦60cm、横30cmの品番SSC-SP6030です。
この商品、本来は自作キットなのですが、今回はバイオリンレッド塗装済みの完成品としてのご依頼です。
勿論、SSCスーパーサウンドコーティングも下地に塗ってあります。

その音質は一言で言うと大変素直な音です。BOXが背面解放に近い構造なので平面バッフルスピーカーと同様にユニットの個性がそのまま出ています。
大変繊細な音質で楽器の微かな音が面白いほど良く聴き取れます。


(背圧を逃がすために上下の天板、底板に隙間を開けてあります)


(リアバッフルにも背圧処理がしてあります)

SSC塗装でクリアな音を箱全体で響かせるのがこのスピーカーの特長ですが、SSC塗装の上にウレタン塗装を重ねるとまた音が変わります。
しかも今回は艶あり塗装で最後に透明クリア塗装を塗りましたので、SSCを含めて三重塗装になります。

この透明クリア塗装を塗ると、そのピカピカな光沢で高級感を感じますが、なぜかその音も見た目と同じ高級な音に聴こえるのです。
音に上品な艶が出て、肉厚感のある都会的で高質な音がワイドに拡がります。
塗料も音質コントロールの重要な役割をします。

厳重に梱包して、発送させて頂きます。

(2015/8/28)

大分県 K様ご依頼の薄型平面スピーカー SSC-SP6030Dの塗装済み完成品です。②

6030DはダイヤトーンP610装着用の特注品番です。
今回はこれにニルバーナの20cmユニットを装着したいというご依頼です。

ようやくバイオリンレッドの塗装が完成しました。
こんな感じになりましたが、いかがでしょうか?

この後、支給頂いたオーディニルバーナのSuper8 Cast Frameを装着させて頂きます。

(2015/8/25)

2015/8 熊谷市 中島様 WCW-F200Aを購入されて。

以前、WCW-F200Aでお世話になりました中島です。 到着後3ヶ月が経ち(Tweeter Boxは2ヶ月)、エージングもほぼ完了した感じですので、この辺でインプレッションを連絡申し上げます。 到着直後はやはり音がこもった感じで、特に125Hz近辺にかなりのピークが出ていました。(但し、音のこもりとの因果関係は不明) 今回の場合、ユニットはかなり使い込んだものとお聞きしていますので、エンクロージャー側の要因であることが判ります。 その証拠に、試しにバックロードの音道を閉塞すると、音がスッキリしましたし、ニスの 臭いが消えていくのと比例して、音のこもりも消えて行きました。 上記の通り、ニスの臭いが消えて来た位から本来の音になって来た感じで、低音のソコソコの量感と独特の響きは非常に魅力的です。 ただ、前にも触れました通り、私の場合は高音重視ですので、F200Aの高音側の限界は感じました。 しかしながら、Tweeter Box及びTweeter(FT-28D)を追加後はこの問題も消え、高音の切れに加えて低音側も締まり、全体のレベルが上がりました。(コンデンサは3.3マイクロファラッド) 私見ですが、高音の強化は決して高音側だけの問題ではなく、低音側のクオリティも上げると思っています。(倍音の関係?) 尚、この時点でも、相変わらず125Hz近辺にピークが有りますので、このピークの位置と音のこもりとの直接の因果関係は無いのかもしれません。 また、個人的には、このピークを緩和し、その分低音側へ持っていけたらベターと思います。 因みに、上述に有ります通り、音道を閉塞した際は、125Hz近辺のピークが緩和され、代わりに60~80Hz辺りが若干持ち上がりました。 上記経過を経て、全体としてかなりレベルの高いスピーカーとなり、特に管楽器と弦楽器の響きには独特のものが有り、手離せない一品となりました。 スピーカーは複数セット所有しており、今後入れ換えも計画していますが、このWCW-F200Aは残す積もりです。 尚、現在は、添付写真に有ります通り、同じF200Aで、バスレフ及びフロントロードホーンとの比較をしています。 低音の量感では バスレフ(容量55Lで40Hzにチューニングしてますので、当然ですが)、音の定位ではフロントロードホーン、音質ではWCW-F200A、と言った感じで、どれも捨てがたいのですが、全般的なクオリティとしてはWCW-F200Aがベストと思います。 以上この度はありがとうございました。 

002 001

2015/8/12 小馬崎達也&PANGEAコンサート。

来月、9月6日の日曜日。弊社の地元、新潟県三条市でのコンサートを行います。

オーディオという音楽に関係する仕事に携わっていると、いつかは弊社主催でプロの演奏家を呼んでコンサートを開催してみたいと思うようになりますが
先日、小馬崎達也さんから新潟でコンサートをやたいから、長谷弘さんで企画してくないかと依頼され、棚からぼた餅。長年の願いが叶う事になりました。

最初、会社内の空きスペースで行うことも考えましたが、駐車スペースなどの問題があり、近くの公民館のホールを借りて行う事にしました。
そこなら駐車場は十分で、ステージもあって、パイプ椅子を並べて200人以上は入れる広い会場なので安心です。

やわらかな音色の桐ギター、十三弦、十七弦、2台の琴と篠笛、そして、私もまだ聴いたことのない琉水鉦という陶器製の楽器。
普段はあまり耳にできない、それらの音色。そして、ジャズやクラシックなどとはちょっと違った雰囲気の素敵な演奏を楽しめます。

お近くの方でご興味のある方はぜひご参加ください。

入場料は2,000円で当日の会場で受付です。

日時:9月6日(日)
開演:午後2時~
会場:三条市嵐南公民館 (三条市南四日町2-10-3)
料金:2000円(当日)

なお、前日の5日(土)も新潟市のジャズ喫茶、ジャズフラッシュでも午後7時半から演奏を聴けます。
新潟市近郊の方はこちらでお楽しみください。

2015/4 神奈川県 N様 MM-141Sを購入されて。

商品が届きました、ありがとうございました! 思ったよりも早く届き、追加分も含めてそろっておりました。 また、梱包は大変丁寧なものですね!感心させられました。 さっそく組み上げてみましたが、加工精度が素晴らしく、作りながらこんなに気持ちが良くなり楽しくなったのははじめてです。 接着でなくボルトで締めて組み上げるアイデアも卓越しています! さらに、音だしをしたところ、バックロードホーンがこんなに濁りのない生々しいもので驚いています。 これまで、何度かフルレンジの折畳み ホーンを自作してきましたが、やはりあれが反射による音のにごりだったのか、といまさら気付かされました。 いやはや、これほど 「買ってよかった!」と思えたものはこれまであまりないと思います。 木の特性で時間が経つと変化するというところもいいですね。 これから生き物の世話をするように?長く大切に愛用させていただきます。 しかし困ったことがひとつ、、、、、 こんなにいい音ならトールボーイ型はどんな音になるんだろう?などと早くもオーディオ好きの虫がウズウズしはじめてます。 というわけで暫くは、長谷弘さんのバックロードホーンのファンになることは間違いないと思われます。(笑) これまで製品のアイデアを含め、新潟三条の地で事業を立ち上げられたことなどにも思いを馳せてしまいました。 最近少なくなってきてい る真摯なもの作りの姿勢に頭がさがります。 今後もぜひ人を幸せにする製品の提供を続けいただきたく思います! もうすぐ定年を迎える身の勝手ですが、影ながら楽しみに応援しております。 とりいそぎ御礼まで。

2015/7/29 ボーカルが最高! L-Cao FA6 の続編。

UMU-171Mの取付穴サイズを大きく開け直してL-Cao FA6を正式に取付けました。
やはりこの組合せは素晴らしいです。

期待通りボーカルが凄いです。
とにかく声がスムーズに出ていて、付帯音のない爽やかな声質なのです。

好きな声質のボーカリストなら、その声を楽しむだけでも価値があると思います。
いつまでもその声を聴いていたくなります。

何がどうしてこんなステキな声を発声するのか?
アルニコマグネットの特性だけではないはず。
和紙のような質感のペーパーコーンのせいなのか?
ダイヤトーンP610の秘密を研究したと言う、独自なコーン形状のせいなのか?

英語の複数形単語、語尾の、余った息で吐き捨てるような微かな「S」の発音では、その舌使いが解るほどリアルな発音で、知っている単語が良く聴き取れます。
なので、英語の好きな人は聴きながら英語の発音やヒヤリングの勉強にもなると思います。

ある意味一番複雑で精密な楽器とも言える人間の声が素晴らしければ、楽器の再生だって素晴らしいはず。

クリスティーナ&ローラーのバイオリンとチェロの曲「シティ・オブ・ドリームス」はロイーネ搭載のWCWに引けを取りません。
力強さでは劣りますが、弦の音が綺麗で、何とも言えない物悲しい雰囲気、情緒、情景を感じさせところはやはりロイーネによく似ています。

アコースティックギターは弦の1本1本の爪弾きが目の前に浮かび上がり、木質を感させる自然な音色が魅力です。
演奏の切れ間、音楽の周辺に静寂感があるのです。

テナーサックスも空気感を伴って暖かく吹き上がります。

全体に無理に強調したところがなく、自然体で音楽を楽しませてくれます。
オーディオ装置で音楽を聴くということが、更に楽しくなると思います。

L-Cao FA6はやはり大変魅力的なユニットです。
UMU-171MにL-Cao FA6搭載。塗装はウレタン艶有塗装
この組合せで製品化したいと思います。