以前、WCW-F200Aでお世話になりました中島です。 到着後3ヶ月が経ち(Tweeter Boxは2ヶ月)、エージングもほぼ完了した感じですので、この辺でインプレッションを連絡申し上げます。 到着直後はやはり音がこもった感じで、特に125Hz近辺にかなりのピークが出ていました。(但し、音のこもりとの因果関係は不明) 今回の場合、ユニットはかなり使い込んだものとお聞きしていますので、エンクロージャー側の要因であることが判ります。 その証拠に、試しにバックロードの音道を閉塞すると、音がスッキリしましたし、ニスの 臭いが消えていくのと比例して、音のこもりも消えて行きました。 上記の通り、ニスの臭いが消えて来た位から本来の音になって来た感じで、低音のソコソコの量感と独特の響きは非常に魅力的です。 ただ、前にも触れました通り、私の場合は高音重視ですので、F200Aの高音側の限界は感じました。 しかしながら、Tweeter Box及びTweeter(FT-28D)を追加後はこの問題も消え、高音の切れに加えて低音側も締まり、全体のレベルが上がりました。(コンデンサは3.3マイクロファラッド) 私見ですが、高音の強化は決して高音側だけの問題ではなく、低音側のクオリティも上げると思っています。(倍音の関係?) 尚、この時点でも、相変わらず125Hz近辺にピークが有りますので、このピークの位置と音のこもりとの直接の因果関係は無いのかもしれません。 また、個人的には、このピークを緩和し、その分低音側へ持っていけたらベターと思います。 因みに、上述に有ります通り、音道を閉塞した際は、125Hz近辺のピークが緩和され、代わりに60~80Hz辺りが若干持ち上がりました。 上記経過を経て、全体としてかなりレベルの高いスピーカーとなり、特に管楽器と弦楽器の響きには独特のものが有り、手離せない一品となりました。 スピーカーは複数セット所有しており、今後入れ換えも計画していますが、このWCW-F200Aは残す積もりです。 尚、現在は、添付写真に有ります通り、同じF200Aで、バスレフ及びフロントロードホーンとの比較をしています。 低音の量感では バスレフ(容量55Lで40Hzにチューニングしてますので、当然ですが)、音の定位ではフロントロードホーン、音質ではWCW-F200A、と言った感じで、どれも捨てがたいのですが、全般的なクオリティとしてはWCW-F200Aがベストと思います。 以上この度はありがとうございました。