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2016年6月21日 AKB効果。

先週の土曜日18日に新潟市のサッカー場、ハードオフ・エコスタジオでAKB48グループの「選抜総選挙」が行われましたが、やはりAKBは凄い影響力ですね。数か月前に会場が新潟市と発表された途端、新潟市内のホテルが全て満室となり、近隣の市町村のホテルも殆どうまってしまいました。新潟市から30キロ以上も離れている当市のビジネスホテルにも予約が相次ぎ、何も知らなかった受け付けが何が起きたのかと不思議がっていたそうです。
当日結婚式を挙げた方が大変だったようで、県外から来たお客を泊めるホテルがどこにもなく、仕方なく日帰りで帰ってもらったそうです。

昼のコンサートと合わせて約5万人が訪れたそうですが、居酒屋での打ち上げや、昨年新潟にできたAKBの姉妹グループ、NGK48が歌で紹介している、新潟のソウルフード、へぎ蕎麦や、たれカツ丼、焼きそばにミートソースのかかったイタリアンなどを食べたファンも多く、その経済効果は15億とも言われています。毎年新潟で開催してくれたら良いのになぁ~と思いました。

新潟市開催ということで、「選抜総選挙」のTV中継をずっと見ていたのですが、当たり前ですが、やはり私が歳なので若くて可愛いメンバーの娘を見てもどの娘も皆子供に見えて、魅力的に思えるメンバーはいませんでした。

その点、今は卒業してしまった篠田麻里子だけは違っていた。メンバーから一人だけ浮いているように大人っぽく見え、一緒に踊っていることに違和感を覚えるほど大人の雰囲気が漂っていました。しかも可愛い。そのおじさんキラーに引っかかってしまったオヤジの私は、彼女が出ていないAKB48に少し寂しさを感じました。

このイベントの翌日が父の日でしたが、夕方帰って来た娘が私に小さな包みをプレゼントしてくれました。「早く開けてみて」と急かされ、包みを解くと何とその篠田麻里子の写真集ではないか!「わー」とリアクションする私を見て娘が大笑い。

その本を時々引き出しから取り出し、眺めてニヤけている私は、どう見ても変態オヤジ!

楽器フェアーにも出展します。

以前お知らせしました、8月幕張メッセで開催の「ジャパンDIYショー」への出展の他に、11月4日(金)~6日(日)、東京国際展示場ビックサイトで開催される「2016楽器フェア」へも初参加します。

「2014楽器フェア」の様子

このフェアは、2年に1回開催されているもので、国内外の一流ブランドの楽器やその関連商品を一堂に集めて行われる、コンシューマー向けとしては世界最大規模の楽器ショーです。
普段から楽器の音に親しんでいる音楽好き達が集うこのショーに以前から出展してみたいと興味を持っていて、数年前に1回だけ下見に行ったことがあるのですが、その際先輩のオーディオメーカーの方から「楽器を演奏する人は普段から生の音を聴いているから、わざわざオーディオ装置を買ってまで良い音を聴こうとは思わない。なので、このフェアに出てもあまり効果はないと思いますよ」と言われて納得し、以来ずっと出展を見送っていました。

しかし、以前に地元の楽器店にUMU-131XSを持ち込んで店長さんから試聴してもらったことがあるのですが、店長はその再生音の正確さに驚かれ、これを自社のネットで販売したいと提案されました。
「この小ささでスネアドラムの量感が出ている。ギターの音も非常にリアルで、楽器の音のひとつひとつがハッキリ聞き分けできる。楽器を演奏する人には非常に喜ばれるスピーカーだと思いますよ」と店長にベタ褒めされました。

そのネット販売の話は諸般の事情で実現しませんでしたが、この店長の言葉でやはり楽器フェアに出てみたいという気持ちに火が付き、先日フェアの協会に問い合わせたところオーディオ機器の出展でもOKとのことで出展の申し込みをしました。

今年の夏以降は大変忙しくなりそうです。

文京区  H様ご依頼のサウンドバーBH600の特注品。

お客様のご依頼で、定番のBH600の5cmスピーカーユニットをパークオーディオの
DCU-071Wに交換。そしてLepyのデジタルアンプをAMULECHのAL-202Hに交換しました。

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ユニットとアンプのグレードアップでやはり音質は大きく違っています。
全体に力強い音質で、音が濃厚な印象になりました。

(2016/6/3)

大阪府 M様ご依頼のSSC済みUMU-171M、バイオリンレッド仕上げ。

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 後ろに見えるSSC塗装無しの、通常のUMU-171Mと聴き比べてみましたが、SSC塗装による音の違いは明らかで、全体に音が鮮明でクリアさが増します。

上下の写真で全く色が違って見えると思いますが、実際光の加減で色が変わります。
最近、特注カラーの、バイオリンレッド仕上げのご依頼が増えています。
会社に置いておくと「すごく綺麗ですね!」と来客者に大好評です。
準定番カラーにしても加えても良いのではと考えています。

(2016/5/30)

新潟県 K様ご依頼のバイオリンレッドUMU-191Mの製作状況です。

スピーカーユニットを持参頂きありがとうございました。
お預かりしたユニットは1950年代から80年代にわたって作られていた、ナショナル
EAS-20PW09、通称「ゲンコツ」と呼ばれていた20cmアルニコフルレンジです。

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「ゲンコツ」「ゲンコツ」とご年配のオーディオマニアからよくその名は聞いていたのですが、現物を見るのも、音を聴くのも今回が初めてです。

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UMU-191Mの箱に無事装着しましたが、果たしてどんな音が出てくるのか?

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いつものように女性ボーカルから聴きましたが、鳴り方自体はまるで平面バッフルスピーカーで聴いているような何とも拡がり感のある鳴り方です。
とに角、音が左右の広い面から出ているようなイメージで、全体的に尖った所のない癖のない音質です。

女性ボーカルの声は少し細めですが、声帯の震えを意識させながら歌詞内容をしっとりリアルに聞かせてくれます。
楽器演奏ではギターやピアノそしてバスドラムまでもが刺激のない柔らかな音色を楽しめます。

演奏のメリハリ、力強さに欠けますが、いつまで聴いても疲れない、何とも癒される穏やかな音色です。

懐かしの車、スバル1000。

世界に誇れる日本の企業を1社だけ外国の人に紹介せよと言われたら、私は迷わず販売台数は日本最下位ながら利益率はトヨタを上回るスバルの富士重工業を紹介します。
水平対向エンジンに拘り、前輪駆動、4輪駆動の先駆け。最近はアイサイトで他社を一歩リードする先進安全技術を売りにしています。
北米でSUBARUブランドはBMWと同格の高級ブランドに育っているそうです。

私が高校生の頃に父が初めて買った乗用車がスバル1000という車でした。

免許を取ったばかりの私は、休みごとにこの車を借りて車好きの友人とラリー気分で山道などをドライブしたものでしたが、デザインも斬新で本当に運転の楽しい車でした。水平対向の独特の排気音が大好きで冬でも窓を開けてその音を楽しんでいたものでした。
もし叶うなら、もう一度運転してみたい思い出の車です。

このスバル1000は1966年~1969年まで生産されていた車で、コスト的に不利だが、振動が少なく重心の低いアルミ合金製の水平対向エンジンを乗せ、日本車で初めてFF前輪駆動を導入。高級車のクラウンがまだ後輪リーフスプリング(多分)だった頃、大衆車なのにこの車は4輪独立懸架でした。他にインボードブレーキ、ディアルラジエター方式、点検しやすいようにモナカの様に大きく開くボンネットなど、革新的な技術がいたるところに採用されている先進技術のかたまりのような車でした。

近年、BMWやシトロエンが水平対向エンジンを廃止する中、ポルシェとスバルのみが今でも水平対向エンジンに拘り続けています。そのスバルの水平対向エンジンが今年で誕生50周年を迎えるそうです。そして富士重工業が来年創立100年を迎えるのを機に㈱SUBARUに社名変更するそうです。
SUBARUをさらに魅力あるグローバルブランドに成長させるために増々技術に磨きをかけて、規模を追わず「世界シェアー1%」を誇りにし、ライバル社とは一線を画す、独自の車づくりを今後も目指すそうです。
スバルのそんなところが大好きなのです。

なぜ、オーディオや当社とは関係ないスバルの話を書くかと言うと、弊社も規模は全く別として、このスバルのように人とは違う個性ある商品を作り続けるメーカーになりたいという願望があるからなのです。その考えに親近感を感じるのです。
というか、本当は大好きだったスバル1000のことを書いてみたかっただけなのかも?

スバルが水平対向エンジンにこだわるように、当社もバックロードホーン方式に拘り、大手メーカーのバスレフ、密閉式とは異なる、独自のホーンサウンドでお客様に音楽を楽しんで頂きたいと思っているからなのです。車にご興味のない方には退屈な話ですみませんでした。

<追伸>
当社とスバルとは片想いながら、以前にちょっとだけは関係があったのです。
ちょうど10年前のことですが、今でも毎月発行されているスバルの会報誌「cartopia」にMM自作キットが紹介されたことがあるのです。取材者が当社に取材に来られ、MMキットを個人的に購入してその場で組立て完成させ、その組立て経過をカメラに収められ記事にまとめてくれました。

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今までいろいろな雑誌に掲載して頂きましたが、なぜか当社の場合はその反応は殆どありませんでした。全国のコンビニで売られている雑誌に載っても反応がないのに、発行部数が遥かに少ないスバルの会報誌では全く反応がないだろうと思っていましたが、この取材者が「スバルのファンはスバリストと言って、トヨタや日産とは全く違う客層で、人とは違う個性的なモノを欲しがるコアなファンが多い。なので、彼らはこの素晴らしいアイデアのスピーカーにもきっと興味を持ってくれると思いますよ」と言ってくれましたが、正直この時は全く期待をしませんでした。

しかし、その会報誌が発行された日にすぐにアポの電話があり、その後も関東地区などからレガシーで何人も来社され商品を購入してくれました。10年経った今でもたまに、この会報誌で知ったというお客様が来られます。
やはりスバリストは見る目が高い!

DIYホームセンターショーに出展します。

今年の夏、新たな展示会に参加します。
8月25(木)、26(金),27日(土)の3日間、千葉県幕張メッセで開催されるジャパンDIYホームセンターショーです。
出展社が500社、入場数10万人以上の暮らしと住まいに関する日本最大級のトレードショーです。

MMバックロード自作キットはオーディオマニアではないが木工工作が大好きなDIY愛好者にも興味を持って頂けるのではないか?
そういう方々が集うこのショーに以前から興味を持っていましたが、初出展の特典で初回のみ安価な費用で出展できるということが解り、今回初めて参加させて頂くことになりました。

小さなブースということと、マニア対象ではないのでUMU-191Mなどの大型機は持って行けませんが、MM-141Sなどの自作キットを中心に、完成品のUMU-131XS、サウンドバーなどの小型機を展示してお客様のスマホ音源などで試聴して頂く予定です。

初日の25日はバイヤーズディで一般の方は入れませんが、26日、27日はどなたでも入場できます。但し入場料が500円必要です。
いまブームのDIY女子のコーナー、自分でできるDIYリフォーム体験コーナーなど、会期中に色々なイベントがあり、一日中ここで楽しめると思います。

まだ先のことですが、ご興味のある方は是非ご予定に入れて置かれてください。

福島県 H様 MM191T+Audio Nirvana classic 8を購入されて。

MM191T Audio Nirvana classic 8”も我が家のオーディオルームに馴染んできて、
ある程度聞き込むことができましたので、その感想を書きます。
一聴してスケールが大きく、ハードでダイナミックなサウンドで、
私が期待していたバックロードホーンの音です。
その上、Audio Nirvanaが大変魅力的なユニットなので、
私が聞いてきた自作バックロードを、上回っている部分がかなりあると感じました。

私は若い頃より自作バックロードで、ジャズ・ロックを聞いてきましたが、
年齢とともに海外製スピーカーでクラシックを聴くことが多くなりました。
それはコンサートに行く機会が増え、
あのコンサート会場の音を自宅で再現したいと考えた結果でした。
最近昔のジャズ・ロックが良い音にリマスターされ、レコードでも販売されるようになり、
昔のレコードを聴くことも増えて、
もう一度本格的なバックロードホーンを聞きたいと思いました。
しかし昔のように全て自作する体力はないので、
ハセヒロバックロードホーンが適当に思え、試聴させて頂きました。
実際に聞いてみて、素直にクセなく伸びている低音が好印象で、
曲線によるホーンロードの効果かという気がし、購入を決断しました。
取り付けるユニットはジャズ、ロックをメインに考え、Audio Nirvana classic 8” にし、
エンクロージャーはスケールの大きな音にしたくて、最も大きなMM-191Tとしたのです。

届いた製品を持ってみて、組み立てたものを2階に持ち上げるのは不可能と断念。
小分けにして2階に上げ、上で組み立てることにしました。
しかしこの重さがハセヒロバックロードを選んだ理由の一つで、音に確実に効いてくるはずです。
組み立ては1日でできましたが、
やはり自作は体力的に無理、キットにして良かったと痛感しました。

完成したMM-191T Audio Nirvana classic 8” は、
タンノイのターンベリーとAnthony Gallo の Reference 3.5 と同居してもらいましたたが、
写真のようにぎりぎり何とか入ったという状態で、これ以上は何も入らないでしょう。

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タンノイは古い録音の再生中心ですが、他には得られない音を出してくれます。
大きなエンクロージャーから部屋いっぱいにきれいな音を撒き散らし、
部屋全体が楽器になったようなすごい低音が出ます。
Anthony Galloの5chサラウンドに、FE-83Enの4chを足した9chサラウンドは、
AV と新しい録音中心で、かなりリアルにコンサート会場の音を再現してくれます。
低音専用のアンプがあり、スーパーウーファー並みの低音が出ます。

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MM191T Audio Nirvana classic 8”はスケール感で他の2セットに負けていません。
この雄大な鳴り方は大型のバックロードホーンでないと、なかなか味わえない音だと思います。
能率が高く、おそらく95dB以上あるのではないでしょうか。
ジャズピアノが大変リアルで美しく鳴ります。
ギター、サックス、トランペットも近くで聴いている印象を持ちます。
ベースは力強く、ローエンドが良く伸びています。
評判通りドラムのスネアとシンバルが良く鳴り、まさしく生演奏の雰囲気です。

ジャズではあまり気になりませんでしたが、ロックを聴くと高音がうるさく、
ハイを絞りローをブーストしてちょうど良い感じになりました。
そうすると俄然大迫力になり、ドラムのリアルな質感がすごいです。
ギターはAudio Nirvanaに最も合っている感じで本物らしく、ボーカルもきれいです。
何と言っても、全体的に音が押し寄せてくる圧力と迫力は、
実際に聴いてみないと分からないかもしれません。
このようなスピーカーを市販品で手に入れることは困難でしょう。
これで今回スピーカーを導入した目的は、ほぼ達成されたと言って良いかもしれません。

試しにクラシックを聴いてみました。
今回の目的はジャズ・ロックなので期待していませんでしたが、
クラシックも同じく大変リアルな鳴り方をしてくれます。
低音楽器群が良く聞こえるので、オーケストラは大迫力です。
弦の響きが美しく、クラシックではやや人工的な感じもするのですが、
それでもリアルな雰囲気には魅力を感じます。
ピアノのスケール感が良く表現され、弱音も美しいです。
バイオリン、管楽器、声楽、合唱などがやはり生で聴いている感じです。
音場は広いのですが、クラシックを聴く場合は間接音が不足です。
サラウンドにしていないのですから、しょうがないです。
また音が混み合ってくると、特に中低域が分解しきれていません。
この辺は中低域の迫力と相反する関係にあるようです。

低音はハセヒロバックロードホーンの最大のポイントだと思いますが、
ズンズン、ドスンという低音ではなく、ハイスピードの低音です。
ハイスピードという言葉は最近は余り使われないかもしれませんが、
音の立ち上がり、立ち下がりが良く、すっと出てすっと消えていく低音です。
バックロードホーンは低音が出すぎる場合もあるのですが、
このスピーカーは量感を控えめにして、ダンピング良く再生限界を伸ばした感じです。
Audio Nirvanaもハイスピードなユニットなので良く合っています。

もっとも組み合わせたアンプがマッキントッシュの真空管プリメインなので、
厚みのある中低音がMM-191Tに合っていたと言えます。
そこでアンプをLuxManのセパレート、C600f M600Aに変えてみました。

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音に透明感が増し、全域に渡って澄んだ音色でバランスが良くなりました。
迫力と繊細さを兼ね備えていて、新しい録音にはLuxManが合っているようです。
全体的にはLuxManが上かなという気もしますが、
ジャズ・ロックの熱い演奏を再生するには、マッキントッシュがベターです。

ついでなので普段は居間で聞いている中国製デジタルアンプで鳴らしてみました。
このスピーカーはデジタルアンプに向いているという感じがしたのです。
マッキンの上のデジタルアンプは、オモチャのようです。
値段も重量も1/200近くです。
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やっぱりすごい。
変な言い方ですが、予想したように予想以上の音を出してくれました。
LuxManの音をやや硬質にしたような音で、音が薄っぺらで音場が狭い感じがしますが、
それは分かって聞いているからで、何も知らなければ普通に良い音です。
むしろ3台のアンプの中では、全域に渡って最もスピード感のある鳴り方をしています。
スピーカーの能率が高いので十分大音量が出せ、ボリュームは10時くらいでかなりの大音量です。
音の違いは、シンプルな回路のアンプと、複雑な回路を付加したアンプの違いにすぎない、とも言えます。
低音は量感が少しだけ足りず(トーンコントロールがありません)、力強さが足りません。
でも電源が安いス イッチング電源なのですから、しょうがない気がします。
良質な電源でドライブすれば、大型アンプと同じような低音が出るのではないでしょうか。
スピーカーが味の濃い音なので、デジタルアンプが薄めてくれてちょうど良いとも言えます。
デジタルアンプ+ハセヒロバックロードなら、さほどお金を掛けずに素晴らしい音が楽しめそうです。
浮いたお金で好きなCDをたくさん買えるし、高いコンサートにも行けます。
その方が音楽ファンとして幸せという気がしました。

ということで再度マッキントッシュに戻しましたが、
やはり1音1音の、そして全体の厚みと響きが心地よいです。
マッキントッシュの音を聞いた方なら分かると思いますが、
厚みのある骨太な音は、ジャズ・ロックの熱い雰囲気を再生するのに最適なのです。

最後にサラウンドのフロントスピーカーだけ、Anthony Gallo からMM-191Tに変えてみました。
やはりクラシックを聴く場合はサラウンドが良いと思いました。
フロントだけスピーカーが変わってもさほど不自然ではなく、
Audio Nirvanaの特徴である、楽器の明瞭な鳴り方が楽しめます。

マアこのスピーカーの欠点といえば、ここまで書いた印象の逆で、
音楽に癒しを求める方には全く向いていないことでしょう。
音の柔らかな膨らみはありません。
高域のレベルが高くフラットではないのですが、決して誇張された感じにはならず、
どんな楽器を鳴らしてもリアルで、生で聴いている気にさせてくれます。
しかしその気になって聞かないと、かなりウルサイと思います。
誤解のないように念のため書いておきますが、
この特質はAudio Nirvanaのユニットの性格であり、MM-191Tの性格ではありません。

調整として重量を増やすと効果がありそうです。
ホーン開口部の背後にスペースがあり、鉛サンドを詰めると良さそうですが、
そうすると動かすことができなくなりそうです。
また普段間接音の多い音を聞いているので、もう少し響きを増やしたい気がします。
同じAudio Nirvanaの小型ユニットでリアを作り、サラウンドにしたらすごいだろうと思いますが、
そこまでやることはできないだろうなあ・・・。
側板、フロントバッフルを響きの美しい板に交換し、
塗装するとまた変わるかもしれません。

長谷川様、すばらしいスピーカーありがとうございました。
今後もよろしくお願い致します。

滋賀県 F様ご依頼のWCW-WE755A、バイオリンレッド仕上げの完成です。

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WCWでは初めてのバイオリンレッド仕上げです。
木目が輝いて見えて、大変美しいです。
WE-755Aユニットが今回から更に音質が鮮明になっているみたいです。

すみません、フロントグリルの製作が遅れておりますので
先にWCW先に発送させて下さい。