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偶然。

日清食品の創業者、安藤百福と、その妻・仁子の半生の物語を描くNHKの朝ドラ「まんぷく」。時間帯が合わないので普段は観ることはないのですが、今回は世界初のインスタントラーメンとカップラーメンの開発ストーリーが楽しみで、深夜11時半からの再放送を興味深く見ています。

お湯で戻る麺の開発で、自宅で妻が天ぷらを揚げるのを見て、油で揚げる方法を思い付いたり、その完成したインスタントラーメンをアメリカに売り込みに行った際にアメリカでは丼が無いために、試食を頼まれたアメリカ人が紙コップにラーメンを砕いて紙コップに入れて食べたのがヒントでカップラーメンが産まれたなど、開発ストーリーはほぼ実話に基づいており、モノ作りが好きな私としては、開発に関連した放送日は特に見逃さないように見ています。

モノ作りの開発ストーリーには、こうした偶然のお蔭で製品化に成功することがよくあります。

WCWコンクリートホーンの開発時、製作の際にどうしても必要な薬剤がありましたが、市販にあるものは臭いが強くて使えませんでした。その為に長らく開発が止まっていましたが、東京に行った際に目的なしで何気なく入館した展示会で理想的な薬剤を実演販売しているメーカーを偶然発見し、商品化できました。その社とは今でも取引させてもらっています。
この偶然がなかったらWCWはお蔵入りしていた可能性もあります。

そもそも、当社がオーディオの仕事を始めることになったきっかけは、若き頃の私が発明協会主催の日曜発明学校新潟支部に通っていて、その校長が考案したコンクリート製バックロードスピーカーを当社が製品化して引き継ぐことになったからなのです。

こういった偶然、人との巡り合いが自分の人生を大きく変える事になるのですね。

2019 「聴こう!ハセヒロ・バックロードin 日本橋」出展報告。①

今回が最後の開催になった「聴こう!ハセヒロ・バックロードin日本橋」
2日間とも天気に恵まれ、多くのお客様からご参加頂きました。

ご覧の10機種をメインに聴いて頂きました。

しかし、いつも来られる常連の常連様がなぜか少ない。
「どうしたんだろう?私用で来れなかったのかな~」と思っていたんですが、会期途中でその原因が解りました。
昨年、「来年は東京マラソンの日と同じ日に開催します」と言っていました。

これが悪かった。

いつも東京マラソンの開催日は2月の最終日曜日と決まっていましたが、運の悪いことに今年は3月初めの開催に変更になってしまいました。
なので、昨年の事を覚えておられ、この試聴会が今週の日曜日と思われておられるかもしれません。
連絡の取れる方にはメールでその旨ご連絡させて頂きますが、もし、間違えて来られた方がおられたら、会場のスタッフの方から説明とお詫びをさせて頂きます。

日本橋での開催は今回で最後なのに大変な失態をしてしまいました。本当に申し訳ありません。常連のお客様にも会える事を楽しみにしていたので私自身も大変残念です。

今回は、スマホ用無電源スピーカー、塗装品も試作してウインドウに展示しました。

今回で最後の「聴こう!ハセヒロ・バックロードin日本橋」

東京日本橋での試聴会、無事に終了しました!!

今回で通算22回目の開催になりますが、残念ながらこの会場での試聴会は
今回で最後になります。

このイベント会場は新潟県の第四銀行が運営しており、新潟県企業のための東京でのイベント会場として
長年利用されてきましたが、その銀行の意向で、来年からは常設の展示場として生まれ変わる事になり、試聴会を行えるが今回で最後になってしまいました。

当会場での最後の試聴会ですので、是非大勢の方のご参加を期待しております。

今回はスマホ用無電源スピーカーも展示販売いたします。
ご自身のスマホでもお試し頂けますので、ご興味のある方はこちらも宜しくお願いします。

UMU-191Mがハードオフ新潟新通店で聴けます。

今年の8月、新潟市西区にあるハードオフ新潟新通様にて、お店のご厚意で展示中のJBLパラゴンと弊社のUMU-191Mの聴き比べを行わせて頂きましたが、その際にスタッフの皆さんからUMU-191Mの充分な低音、歯切れの良い音質を気に入って頂き、191Mをパラゴンと一緒に展示して頂けることになりました。

それから3ヶ月も経ってしまった、先日の10日(土)午前にお店に納品、セッティングさせて頂いたのですが、その日の夕刻、早速お店から嬉しいお知らせが・・・・

午後、何人ものお客様が聴き入って、声をかけてきてくださいました。

中でも、しばらく真剣に聴かれていた年配のダンディなお客様からは「聴き惚れたよ・・・素晴らしい音だ」と高い評価を頂きました。

また聴き入っておられたお客様からは、こんなに音の切れが良いのは何故なのかとの質問もありました。

それはUMU-191MだけではなくアムレックAL-602H&AL-38432DQのおかげでもあると説明しました」

汚れ防止に黒いネットグリルを装着させて頂きましたが、ちょっと無機質なデザインなのでポイントにHasehiroのロゴを付けたいですね。

お近くにお住まいの方、お店へ行かれた際にはぜひ試聴されてみてください。

山形県 H様 PMP-131SSバイオリンレッド仕上げを購入されて。

10/26に商品が届き、漸くセッティングも煮詰まり、エージングも進み素晴らしい音を奏でてくれています。 
透明度・定位感の良さ・反応の速さ・音色の美しさ・サイズからは十分以上の低域・・・価格を考慮すれば信じ難いパフォーマンスだと思います。

大変気に入って愛用しています。 
台所用のサブシステムのSPとして使用していますが、前任のSPはB&Wの705S2でした。 
設置スペース等の問題も有り、705S2は実力を充分には発揮出来ず、少なくとも我家の台所にはベストマッチングなSPだと思います。
(705S2は別室に移し、余裕の有る空間で鳴らしたら流石のパフォーマンスでしたが)。

UMU-191Mをオーダー頂いている方へのお知らせ。

今現在、UMU-191Mを5ペアオーダー頂いておりますが、大変申し訳ありません、納品が少し遅れそうです。

本体自体は全て完成しているのですが、次の装塗工程でストップしております。

MDF材の塗装は大変難しいので、近くの塗装専門工場に委託しているのですが、今その会社が新しい工場に移転中のためなのです。

今週中には引っ越しが終わり、来週には何とか稼働してくれると思います。

オーダー頂いている方には大変ご迷惑をお掛けしますが、もう少しお時間ください。

「燕三条工場の祭典」開催報告②

フリーのお客様には、試聴室でハセヒロのバックロードサウンドを聴いて頂いたり、息子が操作する木工用NCルーターの切削作業を見てもらったりしましたが、一番受けたのは三条の発明王(主催者から名付けられた)が、今までに作ったアイデア商品のコーナーでした。(その写真を撮るのを忘れていました)

ずっと以前にもブログで紹介したことがあるのですが、500個作ったが数か月後、売れずに全量返品が来た車庫入れ補助具の「バックオーライ」や、東急ハンズの実演販売ではいっぱい売れたが、店に置くだけだと全く売れなかった「足踏み糸のこ盤」などの失敗作を手に、実演を交えての説明にお客さまは大爆笑!

それでも、今でも売れている成功作として紹介した、息子が小学生の時にミニ四駆を作っていたのがヒントになった「あると便利な鉄の台」や、バネの力でスイスイ穴あけできる「手廻しボール盤」には皆様感心されておられました。

試聴室も大人気で、オーディオマニアでない人からも「一般のスピーカーとの違いいは分かる。すごく音がスッキリしていますね」などのご意見を頂きました。

いろいろな機種を聴いて頂いた中でUMU-121SSが一番の人気でした。

3日間で合計400人ものお客様から工場見学をして頂きました。

ご参加頂いた皆様、駐車場をお貸しいただいたご近所の会社様、休日なのにイベントを手伝って頂いた三条信用金庫の行員さん、ご協力頂き本当にありがとうございました。

「燕三条工場の祭典」開催報告①

「燕三条工場の祭典」「真空管オーディオフェアー」「TOOL 
JAPAN」、3つも続くイベントが無事に終わりましたが、

通常の仕事を休んだ影響がその後も続き、「燕三条工場の祭典」のご報告が今頃になってのUPです。すみません。

初めての試み。6日(土)に1日だけ行ったワークショップ、「無電源スマホ用スピーカーの製作」は大好評で、飛び込みのお客様も含めて80人程の参加を頂きました。

1グループ10人前後で、30分交代で行いました。

ご持参のスマホのサイズに合った部材を選んでもらっての接着作業でしたが、皆さん本当に楽しそうに作業され、完成したマイスマホ用スピーカーを我が子のようにして持ち帰られました。

木工ボンドはすぐには乾かないのでクランプ代わりに強力な輪ゴムで固定したまま帰ってもらい、県外からの方は家に着かれる頃には完成している計算です。

今頃は自作された、そのスマホ用スピーカーで毎日音楽を楽しんでおられることと嬉しく思っております。

オーディオマニアではない方からも、ハセヒロのスピーカーで音楽を楽しんで頂ける方法を発見しました。

これをヒントに今後は何かのイベントでこれを販売してみようと思います。

 

「第24回真空管オーディオフェアー」出展報告②

15分間の試聴が終わるたびにお客様が私のところへ来られ、色々な感想を頂きます。

・UMU-191Mのオーナーさん。

「時間が掛かったが良い音で鳴っていますよ。今はメインスピーカーとして聴いています」

・元NHKに勤務されておられた方。

「UMU-171Mは良い音ですね。コンクリートホーンより私はこの方が良い音と思います。昔、知り合いの石屋に頼んで石のスピーカーを作ったことがある。中を丸くくぼませると良い音になった。4万円も取られたけれどね」

・「私はUMU-171Mが気に入りました。でもコンクリートホーンも魅力な音ですね」

・「WCWの小型版もあったのですね。こちらも良い音ですね」

・「ニルバーナがアメリカ製で、エルカオが中国製か?米中対決だね。両社相反する音質ですね」

・プロのドラマーの方。

「御社のスピーカーはまるで生ですね。特にUMU-191Mは凄いですね。たまたま隣の部屋で始まる評論家のセミナーの列に並んでいたら廊下に生々しい音が流れて来たので気になって列を外れてここに来ました。一般的にオーディオの音は生の音とは違う。会場の中で御社のスピーカーが一番生に近い音質です。それにしても2台でこの値段は安い」

・オーディオ評論家H先生。

「以前よりまた音が良くなっていますね。長谷弘さん長く頑張っているね。デモ用に流す音楽は誰でも知っている耳慣れた曲の方がいいよ。ホテルカリフォルニアなんかを鳴らすと良いですよ」

・「20年ほど前に横浜のイベントで聴いたことがある。そのときの音が今も耳に残っている。今日また聴けて良かった」

・「僕は以前、音響工学の勉強をしていたのですが、結果的にスピーカーはホーンが理想ということが解りました」

舞台裏です。

2Fの物販スペース

今回は1回のデモ時間がいつもより5分長い15分間だったのでハセヒロ・バックロードの魅力を充分お伝えできたと思っています。

楽しい2日間でした。ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。

次回、当社の試聴会は来年2月23日(土)~24日(日)、東京日本橋のブリッジにいがたで行う「聴こう!ハセヒロ・バックロードin日本橋」です。

まだだいぶ先ですが、ぜひ予定に入れておいてください。

「第24回真空管オーディオフェアー」出展報告①

幕張でのイベントが終わり、やっと新潟に帰ってきました。

遅くなりましたが「第24回真空管オーディオフェアー」の出展報告です。

台風の心配もなく、2日間とも天候に恵まれて多くの方からご来場頂きました。

今回は同室に5社の出展でしたが、1社15分ずつ時計回りで試聴して頂きました。

15分あるとスピーカー3機種、ジャズやポップスなど3曲を、余裕をもって聴いて頂けました。

ハセヒロ・バックロードの特長、説明も焦らず話せました。

1時間15分ごとに試聴の順番が廻ってきますが、各回終わるごとに次の曲を妻と相談しながら選択します。

その作業が楽しくもあり、難しくもあります。

UMU-191Mでは歯切れの良いジャズ曲。UMU-171Mは主に女性ボーカルかバイオリン曲。

WCW-160には裕次郎や長谷川きよしなどの心地よく響く男性ボーカルや、魂が叫ぶソウルフルな綾戸智絵など。

選択した曲が悪いとお客様の反応で解ります。良い曲だと目の前のお客様がウンウンとうなづかれたり、目を閉じてうっとりとされています。

数名のお客様に曲の選択も良かったとお褒めを頂きました。

高音質CDに拘るよりも、やはり皆さんが知っておられる曲、耳に馴染みのある歌が一番と確信しました。

(続く)