[2016年11月8日]「2016楽器フェアー」に出展報告②

先週の金曜日から3日間行われた「2016楽器フェアー」の出展報告です。

多分、入場者の殆どは楽器を弾かれる方か楽器業界に携わり、生音を知っておられるという意味で耳の肥えた方が多いだろうから、ハセヒロ・バックロードの音色にはきっと良い反応を示してくれるだろうと期待していましたが、その想像していた以上の反響に驚いています。

当社は会議テーブル1本の一番安価な小間で申し込み、開催前日である木曜日の午後からセッティングを行ったのですが、音楽を流してテストを始めると、前を通りかかった他社出展社の方が立ち止まって聴き入られ、「良い音ですね。クラシックも聴かせてもらえますか?」などと頼まれ、その都度作業を止めて応対しましたが、楽器もオーディオも製造されている大手メーカーY社の社員さんなんかは立ち代わり3人も来られ、「これも(UMU-131XS)聴かせてください。当社もスピーカーを作っているがこんなに良い音はしない。個人的に欲しいな~。当社は御社の商品を卸すことはできないが、音楽教室で販売することが出来ないかな~」とまで言って頂きました。

初日の金曜日の入場者は業界の方が多かったと思いますが、場内のライブイベントも少なく音環境が良かったので、ブース前を通りかかったお客様が音に誘われ流す音楽に聴き入ってくれました。首に下がった名刺を見るとやはり楽器メーカーや楽器卸の出展社の方が多く、その方たちからも一様にアコースティック楽器の音色が素晴らしいと褒めて頂きました。その後に上司に聴いて来いと言われたからと、同じ会社の方が何人も来られたところもありました。

勿論、一般客の方も多くおられましたが、やはり楽器を弾かれる方が多かったみたいで、「ピアノの曲が聴きたい」、「サックスの入った曲はないですか?」とご自分の弾かれる楽器でリクエストを頂きました。

お客様のスマホでも聴いてもらいましたが、若い女性が「キャー、凄い」と可愛いリアクションをされました。

高音質サウンドバーをメインに鳴らしましたが、「こんな小さなスピーカーユニットで、何でこんなに低音が出るのですか?」と質問をされる方が多く、その都度、展示したそのカットモデルを指さして、「スピーカーユニットは後ろからも音が出て・・・」の初歩的な説明にも「へ~」と驚かれ、「その音をこのラッパ状のトンネルで音を増幅するシステムです。サックスホーンと同じ理屈です」と説明すると理解頂きましたが、更に「一般のスピーカーはユニット後ろから出た音を箱で包んで消しているので、箱が鳴って音が籠りがち。その点、このスピーカーは箱が開放されているので生々しい音質なのです」と、ジェスチャーを交えて説明すると納得されます。この説明を50回近く繰り返したと思います。

期待していた通り、生音を知っておられるお客さまが多かったので当社のスピーカーは大好評でした。「アンプも付いてこの価格ですか?この音でこの価格は大変安いですね」、「ピアノの再生はオーディオでは難しいはずだが、これはそのままの音だ」と、多くの方からお褒めを頂きました。

当社ブースの右隣のブースはリコーダーの音量を小さくする消音機のメーカーさん。娘さんの練習するリコーダーの音が家の中では大きすぎるので、そのお母さんである店長が開発した商品だそうで、ここも大好評でした。

左隣はNHK朝のニュースの「街角ウオッチング」でも紹介された、譜面台に変身するアイデアカバンのメーカーさんでした。ドラマーでもある社長さんが考案した商品で、ここも大変賑わっていました。そこは若い女性スタッフが手伝っていましたが、星野源の曲を流すと「キャーッ 星野源 大~好き??!」と、その娘さん達に大受けでした。

近隣の小間同士が仲良くなって、和気あいあいと楽しい3日間のイベントが続きました。

(続く)