の試作をしていた頃、娘からその一部の部材を分けて欲しいと頼まれました。
アウトドア用に、自分オリジナルのサウンドバーを作りたいとのことでした。
娘はよく友人とキャンプ場などの屋外でBBQを楽しんでいますが、そこで皆が好きな音楽を鳴らしながら楽しみたいとのことで
今までもUMU-131XSなどの小型のスピーカーとデジタルアンプをその都度貸してあげましたが、左右2個のスピーカーとアンプ、接続コードなど、いろいろ持って行かなくてはならない。しかしこのサウンドバーなら持ち運びも簡単だと、企画当時から娘が欲しがっていました。
いよいよ、サウンドバーが完成品に近づくと、娘は自分用のサウンドバーを作るんだと言って近くのホームセンターから桐の板や蝶番、ニスなどを買ってきて会社の事務所でDIYを始めました。持ったこともないノコギリや彫刻刀を使って作業していましたが、鋸も真っ直ぐ切れ、彫刻刀で彫った溝もキレイに彫れていて驚きました。
正式商品としてサウンドバーは天板、底板が厚さ7mmのMDF材なのですが、娘オリジナルは12mm厚の桐材を使いました。SSC塗装を塗った上から刷毛でニスを塗りました。このままでもデザインが良いのですが・・・・
背面に開閉式の扉を付けました。
持ち運びにはこの扉を締めて運びます。
スライド式のフロントカバーもつけました。
未使用時、持ち運びの時には完全な箱状になります。
桐という漢字は「木と同じ」と書くように、あまりに柔らかいので木ではなく葦(あし)だという業者もいますが、そのままですと響きが貧弱でスピーカー素材には全く向かない材料なのですが、SSCを塗ったことで、柔らかで豊かな独自の響きをしてくれます。
正規商品のSSC済み薄厚MDFのようなキレの良さはありませんが、娘オリジナルサウンドバーも結構魅力的な音を奏でます。
この連休、友人とのキャンプやBBQを楽しい音楽で盛上げてくれると思います。