[2016年1月13日]第19回 「聴こう!ハセヒロ・バックロード in 日本橋」 出展報告。①

東京駅から会場の「ブリッジにいがた」へは徒歩10分ほどですが、その道中、フェアーの成功を予感させるような、大変気持ちの良い青空がビルの谷間に拡がっていました。 新潟から送った荷物がタイミングよく私達と同時に到着。休む暇なく3人のスタッフで段ボールを開封して慣れた手順でセッティングします。 全部で9ペアのスピーカーをセレクターで切り替えできるようにしますが、この作業を落ち着いて行わないと配線違いで左右で違うスピーカーが鳴ったり、逆相になったりの失敗をします。 開演時間の11時近く、最終チェクをしている最中、すでにお客様らしい人が数人、入り口近くに立っておられる。 寒いので会場に入って準備が済むのを待って頂きながら、もう一度最終のチェックをします。

001

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初日は11時から開始しましたが、開演早々なのに10名ほどのお客様から参加頂きました。ありがとうございます。 30分間ほど女性ジャズボーカルを聴いて頂きながら、並んでいる全てのスピーカーの特長、得意な音楽ジャンルなどを説明させて頂き、その後恒例の、お客様ご持参のCDで1日中試聴して頂きました。 

 

002

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼頃になるとほぼ満席状態になり、お客様の試聴CDがカウンターにズラリと並びました。 そのCDケースには、「1曲目をWCW-WE755Aで、3曲目をUMU-191Mで・・・」、などと付箋紙に書いて貼って頂きます。 私は皆さんの指示通りにただ順番に鳴らすだけ。鳴らす音量も指定頂けます。 時々鳴らす機種の特長などを説明させて頂きますが、一般のお客様もおられるので、あまりマニアックな説明はしないようにして、あくまでも音楽をハセヒロ・バックロードサウンドで楽しんで頂くことを努めます。 今回も、ジャズ、フュージョン、クラシック、ポップス、歌謡曲などバラエティ豊富な音源で楽しんで頂きました。 指名の最も多かったスピーカーは、予想通りUMU-191Mでした、続いて初登場のUMU-171Mで、WCW-WE755Aがそれに続きました。

003

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩道に添ってガラス張りの会場で、中の様子が外から丸見えなのがこの会場の特長です。三越本店やコレドなどへショッピング途中のお客様が、椅子に座った私達を見て、「何の団体?」と不審に思われながら暫く立ち止まって、前に並んでいるスピーカーや案内看板を見られてオーディオの試聴会と解り、興味のある方が意を決して入って来られます。この方たちも大事なお客様です。 皆さん音楽がお好きな方だと思いますが、ずっと長時間聴いて頂く方も多いです。 やはり買い物途中に入られた一般のお客様でしたが、後ろの席で長時間聴いて頂き、「しかし良い音だね~、金属楽器の音が硬くない、しかし鮮明な音だ」と声を掛けてくれました。 「明日もやっていますか?主人がオーディオ好きなので明日連れてきます」 女性の2人連れの方はお出ししたコーヒーを飲まれながら、「ここは天国だ」と笑顔でお礼を言って頂きました。

004

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も顔なじみのMMスピーカーのオーナーさんやフェアー常連さんから大勢集まって頂きました。 そのお客様の中から、また新しいアイデアをいくつかご提案頂きました。 UMU-191Mにサブバッフルを付けてユニット交換ができるようにできないかと、CADでその完成図を書いてきて頂いたり、ご自分のUMU-121SS用に自作されたマグネット脱着方式のSPカバーのアイデアをスマホで見せて頂いたり、サイドバッフルをコーリアンボード製と交換できるようにしたら、など大変参考になりました。

IMG_0250

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サウンドバーは後ろのテーブルに飾って置いていたのですが、それに興味がありそうな方がおられた際に、iPadの音源で試聴して頂きました。 サイズからは考えられない低域、音圧に皆さん驚いてられたようです。 一般のお客様は、やはり手軽さからこちらのサウンドバーに興味を持たれ、「ふるさと割」のチェンスという事で、その場で数台オーダーを頂きました。 お一人の女性も大変興味をお持ちでしたが、CDプレーヤーへの配線方法が不安ということで、その場では躊躇されていました。 しかし、後日電話を頂き、配線方法を責任をもってお教えする、という事でほぼ購入頂けそうです。 女性の方もCDを持ってきてくれ、私も好きな盲目のシンガーソングライター、長谷川きよしの曲をリクエストして頂きました。 世の中の多くの女性がオーディオ機器を買ってくれれば、市場は2倍に膨らみます。 いつも思っているのですが、男性より女性の方がピアノなどの楽器を習っているし、演奏会へも多く足を運んでいるので耳も肥えているはず。 自宅でも良い音で音楽を聴きたと思うのは女性も同じはず。 どうしてもオーディオは男性専用の趣味みたいなマニアックなイメージがありますが、元々オーディオは音楽を楽しむための装置だったはず。もっと女性が使いやすい商品、環境を作らなくてはと思うこの頃です。 この機会に女性への情報も発信したいです。

005

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初日は常にお客様が絶えることなく、途中、椅子が足りなくなる程満席状態になることも。天候にも恵まれたこともあり、250人ほどにご参加頂きました。 閉会後もまだ名残惜しそうに残られている方々。各自、気に入られたスピーカーの感想を聞かせて頂きました。 (続く)