当地、三条市に国内屈指のプラスチック金型製造会社がありますが、数年前に亡くなられた初代社長が、トラックなども含む国産車数百台を収集して大型倉庫に保管していた、という噂がありました。それは本当でした。オールドカー好きな私は、それらの車を展示する車の博物館を作ってくれれば良いのにな~、と思っていたのですが、何とそれが知らぬ間に実現していました。
宣伝など一切してなくて、マスコミにも発表してなくて、私も知り合いから聞いて初めて知りました。
車が大好きの2歳の孫も見に行きたいというので2家族で、入場料、一人1300円を払って
工場跡利用の自動車博物館にいざ入館。
黄色いHONDA S800 は有料で試乗できます。横のバイクも。
整然と並んでいる旧車たちの前に鎮座していた、ロータリーエンジンの
マツダコスモ。「カッコイイ」と目を輝かせ、孫はここを動こうとしません。
今でも新鮮で素晴らしいデザインですね。
ダイハツとマツダの三輪車。大村崑の「ミゼット」が懐かしい。
私の父が初めて買ったマイカーがこのスバル1000。
前輪駆動、水平対向エンジン。当日しては画期的なメカ満載の車でした。
手に入れたい車ですが今、200万円以上はするみたいです。
マツダR360クーペ。この可愛いデザインは工業デザイナー小杉二郎。
マツダキャロル360。当時欲しかった車です。今は中古相場で150万円位します。
これも小杉二郎デザイン。晩年、三条商工会議所会員のためのデザイン指導を
されておられ、先生と1回だけ飲み会にご一緒したことがあります。
日野のコンテッサ1300。これも美しい車でした。
本田宗一郎考案、強制二重空冷エンジンの1300クーペ。
ホンダバモス。
自転車オートバイ。原付自転車。
オートバイマニアがよだれを流す。
カメラもありました。
上階では生活道具も展示。ここも見ごたえがあります。
昭和初期の生活を再現。
全方向スピーカーならぬ、全方向扇風機。
全て見るのに1時間半かかりましたが、帰り際に「会長さんは何でこんなに多くの古い製品を収集されたのか?」と館長に質問すると、日本のモノづくりの歴史を若い社員に見せるのが目的だったとこのと。
オーディオ好きな方は他に車、オートバイ、カメラに興味のある方が多いみたいです。
コロナが終息した際には当社で試聴の後にここに寄られるのも良いのでは。
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