[2018年12月16日]「下町ロケット」

毎週日曜日の午後9時、TBSで放映されている「下町ロケット」を毎回欠かさず見ています。
隣の燕市が番組ストーリーの、自動走行トラクター試験のロケ地になっているので、この番組になお親近感を覚えます。
 
「陸王」もそうですが、今まで中小企業の工場が主体で、モノづくり製品開発がテーマの番組はあまりなかったので、凄く新鮮に感じます。
 
銀行の貸し渋り、親企業による下請けいじめ、ライバル会社からのいやがらせなど、次々と起こる無理難題を克服しながら、やがて技術とアイデア、社員一丸の努力で勝利を勝ち取るというストーリー。
 
そして毎回必ずドラマの中の登場人物の決めゼリフ「正義は我にあり」など、夢を諦めない感動の名言が会社経営者として励みになります。
 
実際の、会社の長い歴史の中にはドラマ程ではないですが、似たようなストーリーがあります。
 
当社の場合、私の若き日、もしもあの人との出会いがなければ、スピーカーなど作ることもない、平凡な金属製品製造会社のままだったろうし、我社の立地がモノつくりに適した、ここ燕三条地域でなかったら、金属部品や複雑な木工加工が必要なMM自作スピーカーは生まれなかったかもしれません。
 
ドラマの様に幾多の困難にも出合いました。
 
最近では、重要な外注会社の突然の廃業でスピーカーの仕上げ工程が困難になり、UMU-191Mなどの完成品スピーカーの販売を断念せざるを得ない寸前まで追い込まれたこともありました。
 
不安で寝れないくらい深刻な場面も何回もありましたが、その都度アドバイスや協力をしてくれる協力会社、知人のお蔭で何とか切り抜けてきました。
 
「どんな難問にも必ず答えはある。挑戦続ける限りその答えは見つけ出せる」
 
もうすぐ最終回で寂しいですが、このドラマから勇気をもらっています。