お陰様で、天候にも恵まれて楽しい2日間が無事終わりました。
初日、開館早々に3~4人の方から参加頂き、いつものように昼過ぎに満席近くに。
近年の日本橋はコレド室町、コレド日本橋など新しい観光施設が増えたために、ひところより大変賑わっています。
その方たちがガラス越しに見える試聴会の様子に「何をやっているんだろう?」と興味深く眺められて、その一部の方ですがが遠慮がちに入って来られます。
その方たちが・・・・
北村英治のクラリネットに「このスピーカー何なの?今の曲を聴いていたら凄く気持ち良くなってきた」
後ろの席でずっと長く聴いておられた中年の女性が「私の兄が、オーディオが大好きでした。でも数年前に亡くなりました。いっぱいあった機材を子供や孫に形見分けしました。その兄をここに連れてきたかった。そう思いながら聴いていたら涙が出て止まらなくなりました。偶然ここを通ったらスピーカーが見えたから思わず入ってきました。不思議な縁です。頂いたカタログを仏壇に供えさせていただきます」
「僕、クラシックの演奏家です。あのコンクリート製のスピーカーいいですね~。でもクラシックにはもう少し高域が欲しい。ツイーターを足して別荘で使いたい。また連絡します」
「この自作スピーカーはよく考えましたね。ネジで止めるんですね。DIYスピーカーですね。私は今、海外に住んでいて数年ぶりに日本に帰って来て、東京がどう変わったか?街を眺めに日本橋に来たのです。日本人はもっと英語を話せなければ、英語が国際語なんだから、あなた達も英語を覚えてもっと海外に進出された方がよいですよ」
前の席で長時間聴いておられたご年配の女性でした。
「入口の看板を見て家まで取りに行ってきました。これを聴かせてください」と手渡されたCDは若き日の諏訪内昌子でした。諏訪内さんのファンらしいのですが、その後も長時間他の方のリクエスト曲を楽しんでおられましたが、帰り際に挨拶に来られ「凄いですね」と言ってくれました。
(続く)