スーパーサウンドコーティング(SSC)の使用結果についてご連絡いたします。
私は、スピーカー工作を趣味としておりますが、SSCの効果に心底ほれ込んでおり、自分が作るスピーカーについては、スピーカーBOXはもちろん、スピーカーユニットのコーン紙にもSSCを塗っています。
その効果は素晴らしく、低音がソリッドに引き締まるとともに、躍動感に満ち、中高音域は、透明感を増します。これまで、バックロードホーン、共鳴管、バスレフと色々なスピーカーBOXを作ってきましたが、SCCにより、同じような効果を感じることができました。効果の程度は、バックロードホーン<バスレフ<共鳴管と大きくなるようです。
これは、箱が鳴り易い方が効果が大きいことを示しているものと思われます。
そして、今回、後面解放型スピーカーBOXにSSCを使ってみました。その効果は、あまりにも絶大でした。
後面解放型スピーカーBOXは、かなり厚い板を使っても、どうしても箱鳴りが付きまといます。これを良い響きに変えられれば、成功となるのですが、SSCを塗ったものは、凄い響きとなりました。スピーカーBOXを意識的に鳴らすスピーカーは、古いスピーカーに良く見られた手法ですが、私の経験では、状態の良いALTECのA5が一番素晴らしいものでした。その響きの特徴は、低音にあって、箱鳴りなのに低音の立ち上がりを増幅し、音楽を躍動的にします。
今回作成したスピーカーBOXには、全く同じ響きを感じられました。さらに、中高音域は、ナチュラルに美しく響きます。このスピーカーBOXには、JBLのE120とCORALの12L1を取り付けて鳴らしましたが、どちらも甲乙付け難く、低音の量感、躍動感でCOARAL、ナチュラルな響きでJBLという感じでした。今後、JBLのD131とALTECの515も取り付けて試してみようと思います。
後面解放型スピーカーBOXは、今回初めて作りましたが、繊細かつナチュラルで躍動感に富み、古いユニットが蘇ります。ただ、SSCが必須のように思われます。
添付した画像は、JBLのE120を取り付けた画像です。上に載っているホーンは、JBL2451とエミネンスのホーンを組み合わせたものです。その上は、JBLセレニウムのツィーターです。左側は、エミネンスの10インチと12インチのサブウーハーで、共鳴管とバスレフのハイブリットBOXに入れてあります。こちらもSSCを塗っています。